「ご機嫌暮らしのメタ認知:自分について考えてみる」
メタ認知をご機嫌暮らしの必須スキルとして記事にしましたが、実は結構難しいと思っています。少し分解して解説していこうと思います。
メタ認知というのは、単に自分を客観視するということではなく、重要だけれどもメタ認知の一部でしかなく、訓練が必要だからです。
そこで、まずは自分の背中を見ることから始めましょうということで、つまり、自分を他者と同じ社会を構成する人間たちの一人として認識するということですが、具体的には、常に自分の背中から自分の思考や行動、感情をモニタリングし、独りよがりの思い込みに陥っていないかどうか?を点検して、自分自身を振り返ってみましょうという内容を2回に分けて記事にしました。
次は、振り返ってみた結果に基づいて、例えば以下のような視点で自分自身について考えてみてください。
他者評価の意味や基準のありかた
自分の趣味嗜好・思想信条・ルール・やり方で他者を評価することの是非や意味を含め、身勝手な物差しで人を値踏みしていないか自問自答するとともに、他者に対する値踏みが、その身勝手な物差しによる自己評価への恐怖がゆえの人見知りや、自己評価に溺れて自分自身を見失うことにつながる可能性があることも含めて考えてみてください。助言の質とその受け取り方
自分が他者に提供する助言が、本当に相手のためになっているかを再評価し、同時に相手からの助言を受ける際の自己の態度や心持ちについて考えてみてください。人間関係における仮定
友達関係や他者との関係において、互いに友達だと思っているという前提を確認してください。そして、友達関係のみならず、自分と他者との関係性について、双方の理解が一致しているかを考えてみてください。自己と他者の自主性の尊重
特に、妻(夫)、子供、友人など、身近な人々に対し、他者の自主性と別人格を尊重する必要性について考えてみてください。子供との関係性
子供を自分の所有物として見ていないか、また、子供の意見や感情を真摯に受け止めているかを確認して、子供の成長と自立を支援する姿勢の是非について考えてみてください。正しさの概念
自分の持つ「正しい」という概念が、偏見や狭い視野に基づいていないかを自問し、知識や経験の幅を広げ、多様な視点を受け入れる柔軟性を育む必要性について考えてみてください。受動的な学習と能動的な学習
単に知識を蓄積するだけでなく、学んだことをどのように実生活や他者との関係に活かせるか、学習した内容を社会的な事柄や人間関係の向上にどのように適用できるかを模索していくことの是非について考えてみてください。
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