「お酒のこと」
お酒は心理的な壁を低くして、口を滑らかにしてくれるので、時と場合にもよりますが、良き仲間たちとの語らいには比較的よい影響を与えてくれます。もちろん過ぎたるは及ばざるが如しで、酒にまつわる失敗談など、飲める人の多くが持っていることでしょう。
それはそれとして、お酒の健康への悪影響は無視できません。依存症まではいかなくとも、じわりじわりと蝕んでいくことを知って欲しいと思います。
先日、ゴルフ仲間の一人と四方山話をしている時に、「毎日は飲まないけど、むしゃくしゃした時とか、ストレスを感じた時に冷蔵庫から缶ビールを開ける」って言うわけです。
すかさず、「ストレス酒はダメ、良いお酒で祝い酒にしよう。ストレス酒から寝酒になり、そしてアル中へ、道が繋がってるよ」と。
そして、また、先日、会合で隣に座った古くからの友人(同級生)の首筋から顎にかけてが酒やけになっているのを見つけたんです。呑ん兵衛だとは知っていましたが、ここ数年で一気に皮膚の劣化が進んだなと感じ、「仕事でも控えめにし、家で飲むのはやめた方がいい」と伝えました。
酒やけについて、ChatGPTに聞いてみたので、参考までに添えておきます。
酒やけ
「酒やけ」と呼ばれる状態は、お酒を長期間、過度に飲み続けることで生じる皮膚の変化を指します。具体的には、顔や首筋が赤黒くなるような特徴的な外見を呈することがあり、これはいくつかの医学的要因が複合的に関与しています。
主な原因とメカニズム
1. 毛細血管の拡張
アルコールは血管を一時的に拡張させる作用があります。長期間飲酒を続けると、顔や首筋の毛細血管が慢性的に拡張し、皮膚の赤みが目立つようになります。
この状態は、**酒さ(しゅさ、rosacea)**と関連している場合もあります。酒さは、顔に持続的な赤みが生じる皮膚疾患で、飲酒がトリガーになることがあります。
2. 肝臓の機能低下
長期間の過度な飲酒は、肝臓に負担をかけ、アルコール性肝疾患(脂肪肝、肝炎、肝硬変など)を引き起こします。肝臓が正常に機能しなくなると、血液中の老廃物の分解や代謝が不十分になり、顔色が赤黒く見えることがあります。
また、肝機能低下により皮膚の色素沈着が進むこともあります。
3. アセトアルデヒドの影響
アルコールの代謝過程で生成されるアセトアルデヒドは、血管を拡張させたり、炎症を引き起こしたりする作用があります。
遺伝的にアセトアルデヒドを分解する酵素(ALDH2)の活性が低い人では、この影響がより顕著になりやすいです。
4. 皮膚の変質
飲酒に伴う慢性的な炎症や血流の変化が皮膚組織に影響を与え、赤黒い色合いが定着することがあります。また、アルコールは皮膚のコラーゲンや弾力性に影響を与え、老化を加速させる可能性もあります。
5. 栄養不足
長期間の過度な飲酒は、ビタミンB群やビタミンCの欠乏を引き起こします。これらの栄養素は、血管や皮膚の健康維持に重要で、不足すると皮膚の血色が悪くなりやすくなります。
酒やけを改善するための方法
飲酒量を減らすまたは禁酒する
飲酒を減らすことで血管の慢性的な拡張を抑え、皮膚の健康を取り戻す助けになります。
肝臓をケアする
バランスの良い食事や十分な水分摂取を心がけ、肝臓の回復をサポートします。必要に応じて医師に相談し、肝臓の状態をチェックすることも重要です。
皮膚科を受診する
慢性的な赤みや酒さが疑われる場合は、皮膚科で適切な治療を受けることが推奨されます。
栄養補給
特にビタミンB群、ビタミンC、抗酸化物質を含む食品(野菜、果物、全粒穀物など)を積極的に摂取します。
血行改善のための運動
適度な有酸素運動は血流を改善し、皮膚の血色を良くするのに役立ちます。
まとめ
「酒やけ」とは、長期間の過度な飲酒によって生じる毛細血管の拡張、肝機能低下、皮膚の変質などが複合的に影響した状態です。赤黒い顔色や首筋の変化が見られる場合、飲酒の頻度を見直し、適切な医療機関での診察を受けることが重要です。また、健康的な生活習慣を心がけることで改善する可能性があります。