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「事勿れ主義をやめよう」
事勿れ主義
「事なかれ主義(ことなかれしゅぎ)は、事を荒立てて波風が立つことのないよう穏便に取り計らおうとする人、とりわけ、そのために問題や面倒から目を背けるような消極的な姿勢をとる人を意味する表現。
事なかれ主義は、「寛容な平和主義」と捉えられなくもないが、大抵の場合は「改善のために必要な変化を恐れて行動しない」というようなネガティブな意味を込めて用いられる。自分では平和主義者と認識しているが周りからは事なかれ主義と見られている、という構図は珍しくない。」
と、Weblio国語辞典にある通りです。
無責任な事勿れ主義者の人生
家庭内だけでも起こる大小様々な問題、例えば子供の不登校やいじめ問題などにおける子供との向き合い方、学校や行政、いじめの場合には加害者との向き合い方など、事勿れ主義の人たちは、まずは何もしない(泣き寝入り)の言い訳を探し、都合良い物語りを作り上げ、問題解決すべくしっかりと考えて行動するという選択をしません。
相手が誰であろうとしっかり向き合って対峙しなければ、言いにくいこともしっかり明確に伝えていかなければ、問題が解決することがないことはわかっていても、上手く行くとは限らないとか、下手すると拗れると言い訳を並べて、結局いつも時間切れでほとぼりが冷めるのを待っているかのようです。
そして、ほとぼりが冷め、時間経過の中で一見問題が無くなったかのように見えますが、実際には、何年か経って、大きな問題としてのしかかって来ることになりますが、結局また時すでに遅しと言わんばかりに、最後まで誤魔化そうとします。
冷たく罪深い事勿れ主義者
私は、事勿れ主義の人は、一見、人当たりはよくそうそう嫌われるような事はなくむしろ良い人として好かれる傾向にありませすが、本当は家族のこと友人のこと、他人のことなどどうでもいいし、自分が悪者になりさえしなければいい、自分さえ良ければいいという、とっても冷たい人間であり、非常に罪深いと思います。
日常の問題を解決するのに勇気が必要な事など、滅多にありません。ちょっとした面倒を嫌がらない、つまらないすけべ根性を改めるだけの小さな決断と行動で、将来に禍根残さずに済む事例をたくさん見てきたからです。
そして、自分自身もひとりの父親として家族一人ひとりとしっかり向き合い、大小様々な問題を先送りすることなく、真正面から解決してきました。もちろん誰と争ったわけでも傷つけた事もありません。誰も不幸になっていません。やるべき事をやるべき人にやってもらうべく、やるべきことをしただけのことですが、事勿れ主義の人たちから見ると「びっくりポン!」な人間なのだろうなぁ〜と思います。
以下のリンクは事勿れ主義の父親を描いたブラックユーモアなスイスの映画「まともな男」についての評論です。こんな父親にだけはなりたくないし、誰にもなって欲しくありません。もちろん、こんな事は起こって欲しくないものです。
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