「善良なるギバーな人々のご機嫌暮らしのために」
世の中には、距離を置きたい人が少なからずいて、その多くは、ギバーとテイカーに大別すると、テイカーに該当します。人にマイルールを押し付ける人も、勘違いしているギバーとも言えますが、マイルールに従う事を要求しているという点でテイカーの側面を持っているとも言えるでしょう。性根の卑しい人や、ネガティブ思考の強い人、サイコパス、ソシオパス、マニピュレーター、自己愛性パーソナリティー障害、ナルシストなどは、典型的なテイカーであり明らかに距離を置きたい人です。
テイカーの悪影響を組織や社会から無くす事は無理でも、なんとか影響を最小化できないだろうかと常日頃から考えていますので、少しまとめてみようと思います。
ギバーとテイカー
世の中には、ギバー(Givers)とテイカー(Takers)、そしてマッチャー(与えることと受け取ることのバランスを取る人々、つまり、ギブ&テイクを旨とする打算で生きる人々)に大別出来ます。そして、マッチャーは、テイカーと考えた方がいいでしょう。
まずはChatGPT4にギバーとテイカーの特徴と対比について聞いてみました。
ギバー (Givers)
ギバーは、他者の利益や幸福を自身の利益と同等かそれ以上に重視する人々です。彼らの特徴は以下の通りです。
協力的: 他人を助け、支援することに価値を見出します。
共感的: 他人の感情や視点に寄り添い、理解しようとします。
無償の支援: 自分の利益を求めずに、他人のために時間やリソースを提供します。
チームの成功重視: 個人の成果よりもチームや組織の成功を重視します。
テイカー (Takers)
テイカーは、自身の利益や成功を他人のそれよりも優先する人々です。彼らの特徴は以下の通りです。
自己中心的: 自身の利益を最優先し、他者のニーズや利益を二の次にすることがあります。
利己的な動機: 他人を助ける際にも、何らかの見返りを期待していることが多いです。
競争的: 他人よりも優位に立つことを重視し、時には他者を利用することもあります。
信頼の欠如: 他者との信頼関係を築くよりも、自分の目標達成を優先します。
対比
ギバーとテイカーの主な違いは、他者に対する態度と自己中心性のレベルにあります。ギバーは他者を支援し、共感を示し、チーム全体の成功を目指します。一方でテイカーは自身の利益と成功を最優先し、他者はその手段となることがあります。
影響
職場やコミュニティにおいて、ギバーはしばしば協力的な環境を促進し、チームワークと信頼を構築します。テイカーは短期的には成功することもありますが、長期的には他者との関係が損なわれる可能性があります。
バランスの重要性
理想的なのは、ギバーとテイカーの間でバランスを取ることです。ギバーであっても、自己犠牲が過ぎると疲弊する可能性があります。また、テイカーも、他人との良好な関係を築くために、時にはギバーのような行動を取ることが重要です。
ギバーとテイカーそれぞれの問題
ギバーの問題
ギバーは、いわゆるお人好しであり、見返りを求めることなく価値を提供しようとするので、テイカーにとっては格好の餌食です。自らを消耗させながら、テイカーを太らせ、その存在を確かなものにしているという根本的な問題を抱えています。
テイカーの問題
テイカーは、自分の目的のためにお人好しであるギバーを利用し、リソース(時間・お金・体力・情け・知識)を収奪します。テイカーのなかには自分が他人のリソースを収奪しているという自覚がないケースも結構多く、さらには、ギバーの自己満足を満たしてやっているとさえ考えるような邪悪な思考を持つ人間もいて、社会全体や組織にとっては発揮する価値を低下させる負の存在です。
善良な人々のご機嫌暮らしのために
かねてから、テイカーの存在を作っているのはギバーであると思っています。私自身もテイカーに与えたり、接近を許したが故に心ならずも利用されたこともありました。
つまり私もテイカーに生きる糧を与えていたということです。
もっとも大事なことは、
「ギバーはギバー同士で付き合い、お互いに価値を提供し受け取っていく組織やコミュニティを形成すること」
「テイカーが居づらい環境を作ること」
です。
それよってテイカーに糧を与えないようにするとともに、近寄らせないようにするのが大切です。テイカーの世界は弱肉強食なので、お互いに収奪しあうことで、テイカーとして生きられるフィールドを小さくし、影響力を最小化していけばいいのではないかと思います。そういう環境におくことによって、テイカーによっては、テイカーとしての生き方に疑問を感じ、ギバーに転換するものも出てくる可能性もあります。