「大事なのは目標達成か?それとも」
物心ついた頃から,誰かに押し付けられようが自分で決めようが、どうであれ目標が付き纏っています。
徒競走で1番になる。
リレーで抜かれないようにする。
逆上がりが出来るようになる。
試合で勝つ。
テストで100点をとる。
テストで平均以上の点をとる。
オール5の成績をとる。
〇〇入試に合格する。
〇〇会社に入社する。
〇〇大会に出場する。
〇〇大会で入賞する。
〇〇選手に勝つ。
販売目標を達成する。
〇〇資格を取得する。
役員になる。
社長になる。
あげたら、まぁ、きりがありません。達成出来ることもあれば出来ないこともあるでしょう。達成出来れば嬉しいのでしょうし、出来なければ残念でしょう。しかし、人生にとって本当に大事な事って、目標を達成することなのでしょうか?
決してどうでもいいとは言いませんし、オリンピックの金メダルのように、その後の人生を決めるかのような大事な局面もあるのでしょうが、達成はその目標の高さ次第という側面もあります。大事な事は達成の為の以下のような過程を通じて成長する事、そして何よりも「成長の方法を獲得する事」なのではないでしょうか?
目標を定める
目標と現状のギャップを明確にする
ギャップの要因を特定する
その要因を除去するための施策を考える
施策の有効性を検証して調整する
施策実行のための条件整備課題を考える
条件整備と併せて施策の実行計画を立てる
目標の価値の評価含めて随時計画を修正しながら実行する
目標達成度合いを評価し、次の目標を設定する。
こうした過程を通じて、知識やスキルの修得もさることながら、よく自己を観察し、自身の無知さ、強み弱みや行動特性をよく理解し、周囲との関係性含めて自己を調整するというメタ認知の獲得およびメタ認知能力を高め、主体性を持った人としての、その人なりの「成長の方法(その方法をバージョンアップする方法も含めて)を獲得する事」、言い換えれば「成長力を獲得する事」こそが大事なのだと思います。
そして更に、成長力を別の言葉で言い換えれば、行動変容力とも言えるでしょう。