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「父親の介護で思うこと」

昭和11年7月生まれ、現在88歳の父親は頚椎狭窄が原因でほぼ下半身が自由にならず要介護状態です。昨年春に手術をして進行は止まり、リハビリを続けていますが、自分の足で歩けるようになるには奇跡が必要でしょう。

思えば、彼がまだ50代後半、帰省するたびに一緒にゴルフをしていた30年前のこと。一緒によく練習にも行きましたが、その時に、特に左肩を円滑に使いきれない事を指摘したことがありました。
おそらく、そのころから狭窄が始まっていたと思います。

そして、今から5年くらい前、ゴルフ場の斜面でこけて滑り落ちたあたりから、足元がふらつくので杖をつくようになりました。狭窄が進行してたのでしょうが、診てもらっていた整形外科で、脳には問題がないことを確認したあとに「次は首を検査しましょう」と言われていたにも関わらず、なぜか、ただの老化だと言い張って検査を拒否、通院もやめてしまいました。

そして少しづつ悪化し、とうとう自分でトイレにいけなくなってしまい、皆の説得もあって観念し、手術をして今に至ります。

そんな父親が手術後に入っている介護老人保健施設から家に帰ってくる数日の間、男手がないと無理ということで、介護で帰省しているのですが、あらためて強く思うことは、「健康は大人の責任」だという事です。

30年前に対処するのは無理だったとしても、5年前にかかっていた整形外科で首の検査をしていれば、その時に手術をしていれば、思うように動かない自分の身体に苛立つことも、家族を巻き込むこともなかったわけです。それ以外はすこぶる元気だっただけに本当に残念なことです。

私も病院は好きではありません。医者の言いなりになる必要はありませんが、専門家の診断は充分に参考になるはずです。違和感を感じたら専門家の診断を受けるのは、当然の義務でしょうし、それ以前に、大人の責任として、
①過剰栄養を控えつつ不足栄養を補い
②衰える肉体を甘やかすことなく体力増進を図り
③質の悪い人間関係を解消して時間とお金と気遣いの無駄を省き
④清潔で丁寧に暮らし
⑤よく眠る
を実践することへの決意をあらたにしました。

#PPNK

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