「30年間の漂流ゴルフ/答えを求めて/決め手は重心移動だ⁉」
22歳で5つのゴルフの魅力にはまり”No Golf No Life”と言えるくらい、今も存分に楽しんでいますが、私が楽しみを語るうえで欠かせないのが、30年間の漂流ゴルフでしょう。
ゴルフを始めて20年間、散々クラブをとっかえひっかえ、ゴルフクラブにも入会してゴルフ談義に花を咲かせながら、やっとシングルになったものの、少しわかったことは、自分に合いそうなクラブのタイプと、いまのままでは、語ることだけは好きな、間違いだらけの偽シングルから抜け出せずに、年だけとっていってしまうそ。ということでした。
そこで、ネットを探し回り、骨に着目したメソッドを見つけたものの、長いクラブに適用しづらいために、普段の歩き方に外人のようなバンプ動作を取り入れてバンプ力強化を図りつつ、65歳でも290ヤード以上飛ばせるようになるというメソッドらしきもののサイトに登録してDVDを購入したのです。
重心移動を使ったスイング
某有名女子プロも指導したという某レッスンプロのDVDは、かねがねなんとなく釈然としていなかった、私の知っていたゴルフスイングの定石らしきものを真っ向から否定するもので、とても新鮮な驚きと修得へのモチベーションを駆り立ててくれるものでした。
頭を動かすな、は嘘。積極的に動かせ。
肩を回せは嘘。肩は回すな。
大きなフィニッシュは嘘。小さくフィニッシュを決めろ。
こんな感じだったと思います。
DVDを食い入るようにして脳裏にそのイメージを焼けつけながら、動作を真似したら、即練習場に車を走らせて打ち放題です。するととても鋭い打球が飛んでいくではありませんか!
当然、ラウンドで試したくなってやってみると、飛ぶ距離が全然違うわけです。
こんなことを繰り返しながら、スコアも安定してくるようになり、偽シングルから脱却できたような気になって来ました。
フックとシャンク
左肩を右膝に近づけながら、グリップエンドを地面に近づけるととにヘッドを上げていってコンパクトなトップを作り、ダウンスイングでは早めにヘッドをリリースして、上体を起こし上げながらインパクトするスイングは、とても効率的な打ち方だったと思います。
しかしながら、動作に慣れれば慣れるほどに、特にミドルアイアンで球が強いフックボールになり、ショートアイアンでのシャンクも多発して、どうにもならなくなって行きました。
骨を使ったスイングを試行していた頃は、右腕でヘッドをボールにぶつけに行っていた(ハンドファーストの状態から、グリップが減速しながらヘッドが加速してインパクトする動作していた)ので、その名残が残っていた時には上手く行っていたということだと今ならわかりますが、当時は全くわかりませんでした。
リーディングエッジを加速させないといけないのに、リーディングエッジが遅れながらインパクトに向かえば、ミドルアイアン以下なら球が低く、ヘッド加速は不十分なれども、ロフトで距離も出るでしょうけど、ロングアイアンになると、球が上がりきらずに全く距離も出なくなりますし、ヘッドが被りやすくなるので、ちょっとでも前腕が左に(向かって逆時計廻りに)ターンすると激しいフックボールになるのは当然ですね!
でも、どうしてもわからなかったのは、左手首を甲側に折ってはいけないという禁則とフォローで右手の甲を顔に向けるという内容があったからです。そこを固定化して考えてしまったのです。時に目の覚めるような球も出ていたというのもあります。
これも今考えれば、だからと言って積極的にヒンジングを入れるなんてことを言って混乱させる必要もないし、こんなDVDを買うような客層を考えると球を捕まえられないスライサーがほとんどだったと思いますので、無理からぬことかと思います。
そしてギックリ腰地獄での手漕ぎボート漂流へ
結局、フックとシャンクから抜け出すために、ひょんなことから知り合ったPGAのレッスンプロに教わっても頭が混乱するだけで答えは見えず、再び手漕ぎボート漂流が始まり、とうとうギックリ腰地獄にも堕ちてしまいました。もちろん、それでもラウンドだけはやっていましたたけど。
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