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「DXの本質と未来④」
働く場所や時間の制限を撤廃することが、組織(企業)に人を惹き付ける力として重要性を増してきたというのは、異論のないことと思います。
少なくともペーパーレスは必須ですね!
ところで、デジタルディバイドに話しを戻します。世界共通のデジタル空間と組織共通のデジタル空間としっかり連携した人と、そうでない人との格差は拡がりますが、人間の情報処理能力には限界があり、誰もがスマホをもち、すぐに検索できるようになっているので、トップがそうでない人の場合には、その組織においていえば、実質的に大きな違いには現れてこないことが多いかも知れません。もちろん、日常生活においては大きなパフォーマンスの差ができているでしょうが。
ところが、圧倒的な情報処理能力を持った生成AIの登場で、日常生活におけるデジタルディバイドの更に拡大しています。
組織内のデータがデータウェアハウスに揃っていれば、その組織においてもデジタルディバイドは益々拡大します。
そして、その差の本質は「問い」の有無であり、「問い」を持てるかどうかが大きな差に繋がるのです。
しかし、「問い」を持って暮らしている人は決して多くはありません。
つまり、正解ありきの詰め込み学校教育による弊害から脱却することも含め、「問い」のハードルをいかに越えるかが、組織力を高める鍵になるということです。
続く