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「DX成功の鍵:デジタルネイティブ」

私たちは物理空間で暮らし、場所や時間の制約をうけて、いわばアナログネイティブに暮らしています。もちろん、そのアナログネイティブな生活にも、コンピュータとネットワークによるデジタル技術による様々なサービスが組み込まれ、その恩恵を上手に享受して時間を有効に活用している人も増えてきています。

しかし、あくまでもアナログネイティブな生活の一部に入り込んだデジタルです。個人の生活としてもまだまだデジタル化の余地はありますが、当面はアナログネイティブの内輪のデジタルの域を出ないでしょう。

なぜならば、生活におけるデジタルサービスが、少なくともまるで一つのプラットフォーム上にあるサービスであるかのように無駄なくリアルタイムに連携する必要があるからです。そのためには様々なサイバー犯罪を無効にする高度なセキュリティの確保という大きな問題が立ちはだかっているからです。

一方、企業としてデジタルトランスフォーメーションを考える場合には、まるで一つのプラットフォーム上にあるようなサービスであるかのように無駄なくリアルタイムに連携させることが可能であり、それこそが組織知を中心としたそれぞれの人間が主体的に自分のセンターラインで協働し共創していく企業体のありようこそがデジタルトランスフォーメーションされた後の姿だからです。

そのためには、アナログネイティブで作られた業務プロセスを、デジタルネイティブ視点で再構成しないと、デジタルトランスフォーメーションとしては全くもって不十分なのですが、そもそも、アナログネイティブで暮らしてきた私達には、NVAを認識してある程度カットすることはできても、デジタルネイティブ視点に立つことが必要に難しいのです。

例えば、ワークフローにおける上長による交通費精算の承認ですが、一体何を承認しているのでしょうか?
空出張ではなく、実際に出張して支出したということを確認したという意味なら、スマホのGPSの移動距離と照合すればいいだけの話しであり、また、そこまでしなくても、一部の不正を行うような社員のために上長の承認という一時停止をすることなく、そのまま流してしまって処理をしたほうが効率的であり、ある一定の頻度でスマホの移動距離や時間、勤怠報告、営業レポートなどと照合して支出の妥当性を確認し、問題があるようなら、上長が確認するということでダメなのだろうか?

この事例に関わらず、デジタルネイティブで考えるということは、アナログ制約による前提をなくすということであり、いままで当たり前だったことを劇的に変えていけそうです。

「何か、わかりやすいデジタルネイティブ発想法のようなものないかなぁ~」

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