「肉体の特異点で運動・食事を切り替えてご機嫌に暮らす」
感覚的ではありますが、違和感が少ないように一般に○○期と言われるものを並べてみると、老年期を前期と後期に分けた方が良さそうな気がして、幼少期→少年期→青年期→壮年期→中年期→老年前期→老年後期としてみます。
私自身は現在、中年期終盤戦にいる還暦前のオジサンですが、自分自身や子供たち、祖父母や親戚、親や先輩方をみてきた経験によると、肉体的○○期が切り替わる特異点があり、その特異点をある程度見極めてライフスタイルをその特異点以降の○○期における肉体コンディションに対して最適化していったほうが、健康上の課題を少なくできるように感じます。
幼少期から少年期にかけての特異点に関する記憶はないので、少年期以降の自覚ある特異点について触れてみたいと思います。
少年期から青年期(男になる)
まさに第二次性徴ってやつですが、私の場合には14歳でした。特定の運動をするなら、この時以降の方がいいと思います。あるいは他の運動を組み合わせると尚良いと思います。
青年期から壮年期(大人になる)
成長が止まる。つまり肉体的なバランスが安定するような感覚を感じました。私の場合には33歳前後で、それまではどれだけ食べても体重が増えるようなことはなかったのに、体重が増えるようなことが起こるようになりました。
しかし当時は、健康に対する意識も薄く、食べる量や内容のバランスについても知識が充分でなかったために、うまく切り替えることは出来ず、徐々に体重は増加し、鏡に映る、肥満ではないが、皮下脂肪でだらしなく膨らんだ身体に強い問題意識を感じ、断続的にダイエットを実施したのもこのころです。
結局、安定するということは、衰えが始まるということでもあると今はすごくわかります。
対策仮説
軽くてもいいので、筋力トレーニングやランニング等を始めるとともに、少なくも暴飲暴食は避け、食べる総量を抑え、質重視に切り替えていくことが大事だと思います。
壮年期から中年期(おじさんになる)
いわば、衰えるスピードが加速し、これまでの不摂生などが肉体的な不具合として顕在化するタイミングで、私の場合には45歳前後です。徐々に近くが見えにくくなり、ギックリ腰が頻発するようになりました。健康診断の数値が基準に抵触するようになったのもこのころです。
結局、肉体的衰えを認識せざるを得ず、その時々の問題解決方法を追求して取り組んできました。
47歳の時に自重筋トレとランニングを開始
53歳の時に酷いギックリ腰になって骨盤を立てる姿勢に変更
55歳の時に左足複雑骨折の最終リハビリとしてランニング用シューズをベアフットシューズに変更
56歳の時に自重筋トレに懸垂を追加
57歳の時に鉛直姿勢に変更、平日の昼をHuelに変更
58歳の時にHuelの量を半分に変更、週1程度のマシン筋トレを追加←今ここ。
対策仮説
今後は負荷と運動量(週1から週2へ)を増やし、老年期に向けて肉体的キャパシティーを上げておく必要があるように思います。
中年期から老年前期(じいさんになる)
自分としはまだ未知なのですが、祖父母や親戚、親や先輩方の変化をみるに、60代後半に特異点がありそうです。神経や関節のトラブルが出始め、怪我をすると治りにくくなり、白内障など老化に伴う疾患が出てきます。中年期の加齢による体力の減退に加えて、細胞の再生能力や炎症の回復、免疫力の低下など生理的能力の減退が起こり始める印象です。
対策仮説
必ず訪れる死に向かう上で、できるだけ中年期の延伸を図ることと、特異点以降は、怪我をしない程度の負荷を探りながら運動を継続するとともに、全体としての運動量は中年期よりも上げていくことが必要に思います。また、必須アミノ酸だけではなく自己生産量の減る非必須アミノ酸、ビタミンやミネラルの積極的摂取など、栄養補給と睡眠の時間と質を向上させていくことが重要でしょう。
老年前期から老年後期(典型的高齢者になる)
もちろん未知なのですが、祖父母や親戚、親や先輩方を見ると、70代後半に特異点がありそうです。体力も細胞の再生などの生理的能力も急激に減退し、皮膚の劣化も目立ち始め、神経伝達の衰えによって動作も緩慢になるとともに、身体も縮み、硬くなっていきます。否が応でも死を意識するようになるでしょう。
対策仮説
できるだけ老年前期の延伸を図ることと、特異点以降は、ゆっくりとしたストレッチを中心に特に足腰に注目した低負荷の運動を継続するとともに、全体としての運動量を下げないようにしていくことが必要に思います。また、必須アミノ酸だけではなく自己生産量の減る非必須アミノ酸、ビタミンやミネラルや水分の積極的摂取など、栄養補給の質と睡眠の時間と質を低下させないよう留意することが重要となるでしょう。
おじさんになって今思うこと
知識さえあれば、もっと早くから取り組めたことがあったということです。
姿勢・運動
骨盤を正面に向けた鉛直姿勢で立ち、膝を足を並行(むしろ膝は僅かに内側向きで交差するときに触れ合うくらいがいい)に前後させて歩くこと。
1回15分でもいいのでベアフットシューズでランニングをすること。
週1程度でもいいので、懸垂含め、全身満遍なく筋トレをすること。
食事
ナッツと小魚を食べるようにすること。
時々72時間ファスティングをすること。
水分をしっかり摂ること。
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