「安定(停滞)か変化(成長)か」
情報技術は目まぐるしいスピードで進歩し、情報の流通量とスピードが一気に拡大しているだけでなく、その膨大な情報を学習したAIが生活者の日常にも浸透し始めています。また、気候変動などの環境変化も強く体感できるようになり、(その良し悪しは別として)社会常識も大きく変化してきています。
安定派
それでも、昨日と同じ今日、今日と同じ明日があるだろうと思える安心感を求める心理状態にある人が多いように思いますが、まさに「茹でガエル」だと言えるでしょう。寿命も短く、社会の変化も緩やかだったころならそれでも良かったのかも知れませんが、人生百年時代と言われ、定年70歳などとも言われ始めている昨今においては、安定≒停滞であり、社会のニーズに対して足を引っ張る存在になってしまうだけでなく、時間が無為に過ぎていくことを意味しています。個人としてはそれを正しいことと思い込み、蛸壺に閉じこもる閉鎖系でしか生きるすべがなくなってしまうでしょう。
変化派
一方、安定に比べて、変化を良しとする場合には、「認知的不協和」と「不確実性の恐怖」という心理的壁を乗り越えていく必要はありますが、変化≒成長であり、自らの成長を実感するようになると、積極的に自らの変化を求めるようになるでしょう。まさにメタ認知能力が目覚め高まることになり、思い込みの危険性を知り、蛸壺化を危険視して回避、開放系の生き方を得て、社会ニーズに答えるだけでなく、社会ニーズを構成する一人としてその存在価値を高めていくことになります。
私としては多くの人に、変化≒成長する幸せを選択することをお薦めしたいです。
泥舟
下りる
しかし、企業や団体などの共同体的組織においては相互同調依存が大きいため、多数の安定派と少数の変化派という構図になって、組織としての成長力は限定されてしまいますし、個人としては共に成長を幸せと考える仲間が沢山いる方がより成長が加速するでしょう。少数の変化派はよってたかって足を引っ張られて嫌な思いをする可能性もかなりあります。
「泥舟を下りましょう」
泥舟に残って何とか頑張るという選択もありますが、泥舟には沈んでもらった方が長い目で見れば世の中のためになると思います。
頑張るのをやめて速やかに泥舟を降りて、変化派が多数派である船に移るか、変化派が集まる船を作りましょう。
作り直す
ただ、もし、トップが変化派メジャーに本当に転換したいと覚悟が決まっているのであれば、ギバーに成長マインドセットをビルドインしてもらうことを併せて、ギブ・アンド・ギブンの組織文化に作り変えることができるかも知れません。チャレンジの価値はあります。
#誇りを持って生きる
#ご機嫌に暮らす
#Well Being
#メタ認知
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