#12 蛇口をひねれば、安価で安全な水が使えるのは、いつまでだろうか
私たちが、蛇口をひねればいつでも安全な水が使えるのは、水道事業のおかげです。しかし、この重要なライフラインが今、存続の危機に立たされています。
人口減少の波
日本の人口減少は、水道事業にも深刻な影響を与えています。水道料金は税金ではなく、利用者からの水道料金で成り立っています。人口が減れば利用者も減り、収入も減少するのは当然です。特に地方では、この影響が顕著に現れています。
インフラの老朽化
高度経済成長期に整備された水道インフラ(主に水道管路)は、建設から数十年が経過し、老朽化が深刻化しています。水道管の破裂や漏水などのトラブルが増加し、更新・修繕には莫大な費用が必要です。しかし、人口減少による収入減で、必要な投資を行う余裕がない自治体も少なくありません。
節水技術の進歩によるコスト増大
水道事業を取り巻く環境も厳しさを増しています。節水技術の進歩やミネラルウォーターの普及により、水道水の使用量は減少傾向にあります。人口も減少し、収入が減る一方で、施設の維持管理費や人件費などのコストは上昇しており、経営を圧迫しています。
#11では 、水道水は味も手間暇もコストも、場所によって違う点について投稿しましたが、崩壊へのシナリオが進む中、水道料金の地域格差は広がる一方のようです。
尚、これらの投稿は、水に関する問題を、広く知ってもらうことを目的としている為、専門家の方でコメントもらえる方がいれば、大変うれしく思います。
次章では、水道料金の決まり方や、値上げの実態に触れてゆきます。
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