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【デジタルものづくりレシピ】目玉モンスタークリップ

小学校、中学校、高校でのSTEAM教育を応援するため、弊社での事例をもとに、デジタルものづくりのヒントとなるレシピを紹介するシリーズです。授業や課外活動、ワークショップ等の参考にご活用ください。


今回作るのはレーザーカッターでフェルトに好きな模様を入れてつくる「目玉モンスタークリップ」。デジファブを知らない小さな子でも参加できるプログラムです。

学べる事

・レーザー加工機がどういうものか

使用機器

・レーザー加工機

所要時間

30分

対象

・デジファブを初めて体験する人~
・幼稚園年長~小学校低学年

必要なもの

・フェルト
・黒マジック
・土台(MDF)
・クリップ
・目玉シール

作り方

0.準備

モンスターの土台となる板を用意します。MDFなどの板をレーザー加工機にモンスター型に切り抜いておきます。今回は5種類の形を用意しました。(サンプルデータを記事最下部よりダウンロードできます。)

1.モンスターの形を選ぶ

まずは事前に用意した5種類のモンスターの形から、好きなものを一つ選びます。

2.モンスターの模様のイラストを描く

紙にモンスターの模様となるイラストを描きます。太い黒マジックを使うことでスキャンをしやすくなります。

画像のようなワークシートを用意しておくと便利です。二つ折りにすると、透けて見えるモンスターの形を枠にしてイラストを描くことができます。完成形をイメージしやすく、かつ、次の工程のスキャンの際にはモンスターの枠線が入らないため作業が行いやすくなります。(サンプルデータを記事最下部よりダウンロードできます。)

3.レーザー加工

先ほど描いたイラストをスキャンして読み取ります。好きな色のフェルトを選び、模様の彫刻と、モンスターの輪郭のカットを行います。

スキャンは、「laser box」「xTool P2」等、内部カメラで画像を読み取れるレーザー加工機を使用するとスムーズです。そうでない場合は別にスキャナやスマホカメラ等でスキャンしたものをレーザー加工用のデータにし、レーザー加工機に送って利用します。

このワークショップでは、セッティングはスタッフが行い、参加者はレーザーカッターのボタンを押して加工をスタートする体験と、フェルトを加工する様子の見学を行いました。

4.組み立て

土台にボンドを塗り、カットしたフェルトを貼ります。

目玉をフェルトの好きな位置に貼り付けます。最後に裏側にクリップをつけます。

完成

接着剤が乾いたら目玉モンスターの完成です。小さなモンスターを洋服やカバンにつけて家に連れて帰りましょう。

データ配布

目玉モンスターはご自身でデータを作成して行うことができますが、より簡単に、時間をかけずに行いたいという方のためにデータを配布しています。
・レーザー加工サンプルデータ(PDF)
・ワークシート(PDF)

注意事項をお読みの上、ページ下部有料部分よりDLしてください。

注意事項
・使用する機械によって入力可能なデータ形式が異なります。ご利用の機器に適したデータに変換してご利用ください。
・使用する機械やパラメーターにより出力結果が異なります。必ずテスト出力を行い、必要な場合にはデータやパラメーターの調整を行ってください。

ライセンス
このデータはファブラボ神田錦町を運営する「デジタルファブリケーション協会」の著作物であり、クリエイティブ・コモンズ 4.0 国際 ライセンス[表示-非営利-継承]のもとで提供されます。
以下の条件のもと使用できます。
・表示: デジタルファブリケーション協会の著作権を表示してください。
・非営利: 非商用目的にのみ使用できます。
・継承:改変や加工データを公開する場合、あなたの貢献部分も同じライセンスにてしてください。
詳しくはクリエイティブ・コモンズサイト(https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0)を参照ください
記載例(1):©デジタルファブリケーション協会 CC-BY-NC-SA 4.0(当記事URL ※ハイパーリンク可)
記載例(2):デジタルファブリケーション協会 CC-BY-NC-SA 4.0 による(当記事URL ※ハイパーリンク可)データの一部を改変。CC-BY-NC-SA 4.0の下で[あなたの名前]によってライセンスされています。

クレジット

プログラム企画 髙田(DFA)
ライター むらさき(DFA)
撮影 デジタルファブリケーション協会


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