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#7ゼロから公民連携にチャレンジ

皆様こんにちは!
土木作業員からコンサルタントになった鈴木戒です。

7月も所属の会社では、さまざまな公民連携への動きがありました。
・5月に県知事との面談によって、滋賀県の北部振興について県のご担当者とのディスカッションや連携への地固め。
・民間発、行政向けの公民連携の勉強会開催への打合せ(この様子は次回note)
・運営事業者様との今後のアライアンスに向けたディスカッション
・自治体からの意向調査
などなど、
ゼロから公民連携にチャレンジの題目通り、「良い」「悪い」は現時点で考えない。どうせ現時点が「ゼロ」だから失敗しても「ゼロ」という思いで、普通の官庁営業をされている建設会社のセオリーを逸脱して、果敢に挑戦をしております。

今回は前回に引き続き福井県高浜町をnoteしていきます。

UMIKARAでの昼食

お寺見学後、町をご案内頂きながら昼食になりました。
昼食は若狭の味覚、福井のいいものをお届けする
魚と旅するマーケット「UMIKARA」
「食べる」「遊ぶ」「見る」「買う」ができ、観光拠点となっています。
我が地元大船渡市の「おさかなセンター」を思い出します。大船渡の「おさかなセンター」は数年前に閉業し、現在は大船渡魚市場に近い雰囲気があり、私は懐かしさを感じながらの見学となりました。

店内の様子
店内の生けすには鮮魚
屋上
屋上からの眺め
鯛漬け丼

遊休不動産

昼食後は町が保有する不動産を見学。
国民宿舎としての役目を終えた建物とその周辺の海岸や公園を案内頂きます。まるで海外の観光地のような開けた土地を歩いていくとプライベートビーチのような海が視界に広がります。
正直、これだけの観光立地に良さから、交流人口は多いことと、原発での税収から町自体は潤っており、何の悩みがあるのだろうと思いながら見学をしておりました。

公園
公園から国民宿舎を望む
弊社スタッフと海
国民宿舎
案内看板

町役場でのディスカッション

見学では、観光資源が多く観光客も多いのではと感じておりましたが、高浜町は、多くの自治体が抱える「定住人口減」が課題であることを伺いました。
その一つの要因として、高浜町は京都や大阪からの観光客が来るものの、交通網に発達により、日帰り観光地となっており、宿泊者数が少なく関係人口増加を目下の課題となっております。

ディスカッションでは
・地域をブランディングし、この町が好きだと言える「関係人口を増やす」そのためにも、町が所有する未利用地の活用を検討されており、見学の途中にあった国民宿舎とその周辺の利活用案を模索している。
(案)共同住宅やシェアオフィスやインキュベーションオフィスを整備して、都会と高浜町の二拠点生活が可能な町にしたい。実際に午前漁師、午後建築士と活躍されている方もおられる。
・かつての民宿を利活用して、地域との関係性を構築したい(地元企業や町、住民との関係性)
・クリエイティブな仕事がなく、豊かで多様性の認められる場の提供
などの施策案や課題を伺いことができました。

これら課題の先に「次世代へメリットが享受できる町にしたい」とのビジョンを共有し自治体単独、企業単独の町づくりではなく、共有のvisionの元コンソーシアムを組み、町全体でこの課題の解決をしなければならないとご担当者様は熱く語られておりました。

弊社メンバーは公民連携の大学院大学に通っており、高浜町への政策提言が最終課題ということもあり、真剣にご担当者とのディスカッションを重ね、帰路につきました。

高浜町舎外観
高浜町舎内観

私自身も、我が地元大船渡との重なる課題と、交通が便が良くないことや雇用が少なく若者が都市圏へ流出し続けている課題解決には、高浜町のご担当者がおっしゃられた一行政、一企業、一組織、一市民単位ではなく、ビジョンのコンセンサスを測り、コンソーシアムなど町全体の課題して取り組まなければならないと実感しました。
なにか、地元への想いと自分の力の無さとこれからやるべきことの解像度が増した見学となりました。私自身の今後の進路の分岐点となったような気がしております。

高浜町、ご担当者様ありがとうございました。きっと弊社スタッフの政策提言が良いものとなると思います。

最後まで御覧頂きありがとうございます。
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