#4ゼロから公民連携にチャレンジ
皆さんこんにちは!
前回に引き続き、去る2月8日、国土交通省の官民連携事業の現地視察および意見交換会「北陸、中部、近畿エリアPPP PFI推進勉強会(アウトプット編)の
2.アニマート跡地賑わい空間整備事業の座学
3.グループでのディスカッション
以上のプログラムについてnoteします。
前回の記事はこちらから
2.アニマート跡地賑わい空間整備事業
アニマート跡地とは、国鉄から草津市が用地取得し再開発エルティ932の仮設テナント名称の「アニマート」由来。
用途廃止以降、2つの再開発事業で仮設店舗用地として活用後、未利用地であった場所を、草津まちづくり株式会社が草津市から借地と補助金で店舗を建築しテナント賃料を草津市へ支払うスキーム。
草津まちづくり株式会社とは
草津商工会議所メンバーによる地域活性化を目的とした会社として、草津市、草津商工会議所が出資し平成25年に設立。(都市再生推進法人指定)
特長は、指定管理の受託ではなく、自前不動産の貸付収入を核とするこで、施設管理に追われず、「エリアマネジメント」の出来る環境。デザインすることにあります。
アニマート跡地整備の整備手法は、草津まちづくり株式会社が店舗(テナント建物)を建築し、草津市が建築費の2/3を交付、店舗建築面積のみを事業用定期借地20年で草津まちづくり株式会社が借用し、草津市に賃料の支払い。
草津市はガーデン広場(店舗以外)を整備という事業スキーム
一方、管理手法は、草津まちづくり株式会社が
①ガーデン部分の維持管理(植栽維持管理)を実施(市民団体「グラッシー」の活動支援)
②ガーデン広場の賑わい創出
草津市は、ガーデン広場の維持管理(修繕、清掃)を草津まちづくり株式会社の貸付料で委託。
ゼロから挑戦の弊社は、現時点ではざっくり事業が理解できれば、ヨシとしました。
3.グループでのディスカッション
弊社には、経験や知識がなく、参加の自治体とのディスカッションに耐えうるか心配でしたが、始まってみると目からウロコのご意見を聞くことができました。私が参加したグループでのテーマ1
「官民連携の案件形成・参画を実施するうえで想定される主な課題と対応策」の自治体の課題を纏めた資料
課題に対する自治体の対応策資料
民間事業者の課題
テーマ2
「案件形成・参画を実施するうえ自治体が相手側(民間事業者)に期待すること。
自社の地域で「一緒に学べる環境や、一緒にチームを作り継続的に地域発展に貢献できるのであれば取り組みやすい」はチーム内の民間事業者様、自治体のみなさんにも共感した様子を観察し、わたくし閃きます、
自治体は民間のことがわかりにくいし、民間は自治体のことが分からない。つまり相互理解が進んでいない中、なんとなく公民連携という言葉か一人歩きしているのでは?
また、自治体内にも公民連携の機運の高まりや知識もバラツキがあり、熱量ある人がもがいているのでは?
あー、これって、公民一緒の場での勉強会が定期的に開催し、共に地域課題を考える「場の醸成」が必要なんだ!
草津市は市民を巻き込んだことにより、公民連携が上手く機能しているのか!
今回、推進勉強会の本質は、事業スキームの勉強ではないことに気づきました。
帰りの車にて
新入社員に感想を聞きつつ、私の目論見を話します。
「結局のところ、自治体も民間も公民連携という言葉が先行している気がするだけど。
じゃあさ、ウチの会社が勉強会開催して、自治体と共に、関係性を構築しながら勉強していくってどうかな?」
と打診をすると賢い新入社員も共感し、ゼロから公民連携チームの向かうべき方向性を、社有車アクアの中で決定しました。
そうなると、やることは3つ
①県内各自治体を回り、公民連携の取り組み状況と勉強会へのニーズ確認
②社内への勉強会開催の起案
③外部講師の選定とプログラム作成
これらの手順を30分の帰社の中で決め、実行に移ります。
大きな期待感と若干の不安を抱えながら、スタートとなりました。
次回から自治体を回り、公民連携の状況や勉強会開催への反応などをnoteします。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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