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コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)9月1日

前回の様子はこちら。
https://note.com/f_yoshihiro/n/n4084d74e42ba
パートナー企業の無料招待の効果もあってか、金曜ナイトゲームで18000人余が集まりました。さらに今週には『日本一諦めの悪いクラブ』の新聞広告も出して、応援に来てほしいと訴えたことで、

https://x.com/consaofficial/status/1828284882352775614
自分は「最大で30000人近くまでいくかも」と予想しました。ほぼ満席の状態ですが、去年最終戦でも同じくらいの入場者数を体験しているので、恐れるどころか“それでも何とかなるさ”ぐらいの気持ちで当日を迎えました。

午前9時40分ころに大和ハウス・プレミストドームに着き、ドーム内の「まちのミライ・サポーティングスタッフ(MSS)」コンサドーレ・ホームゲームボランティア控室に入ると、まちのミライの担当者がすでに準備を整えていたので、まずは挨拶。それから、ボランティアに初参加の人もいて、全体朝礼で紹介がありました。
全体朝礼では、今日開催のイベントと、地下の『ドーレくんひろば』のことに関する説明があり、加えて予想入場者数についても説明がありました。ひととおり説明があったあとは無線のチェックを行い、バケツなどの一式が入ったケースを持って担当場所へ移動です。今回の担当はカテゴリー1のアウェイ側で、ゴールドシートが近くにあるし、値段が高くて見やすいこととか、関係者も多く出入りする場所です。

開場15分前に担当場所に着くと、自分はリサイクルボックス(ごみ箱)内に交換用のごみ袋の有無を確認しました。というのも、入場者数が多ければごみの量も増えるので、予想入場者数からごみ袋のことを考えておかなければいけないのです。幸いなことに、清掃業者がごみ袋を補充していたのと、前回のボランティア参加者が『ライスレジン』のごみ袋を多目に開けていていたことで、開場前にごみ袋の口を開けておくことはせずに済みました。
なお、この『ライスレジン』のごみ袋は、コンサドーレのパートナー企業、バイオマスレジンホールディングスから提供されたもので、素材がバイオマスプラスチックで袋の口を開けるのに手間がかかるため、事前に開けておくことをやっています。

10時55分にスタジアムDJの栗谷さんが「開場5分前になりました。関係者の皆さんは所定の配置についてください」とアナウンス。そして熱の入ったコメントののちに
「勝ちましょう」
で締めくくりました。他のスタジアムDJの方々も、定型のアナウンスのあとに熱い一言があります。それを聞けるのはボランティア冥利に尽きるというもので、少し得した気分になります。そしてドーム内が静まり返って“凛”とした空気が流れます。この5分間が自分は好きです。このとき、オーロラビジョンは時刻が大きく表示されます。これもボランティアに参加しないと見られない光景です。

11時に開場。毎試合訪れる人から入場開始になると、今回も屋外テラスへ人の流れはそちらへ行きがちです。全体朝礼でも、開催イベントの『パンまつり』が好評で、去年まではすぐに売り切れたという説明があり、売り切れる前に買いに行こうとする人の心理が垣間見えました。
開場してから30分間は、毎試合訪れる人やクラブコンサドーレ会員が入場するので、座席がわからない人はほぼいません。発生するごみもほとんどないので、通路に立って右を見て・左を見て、場内の様子を確認することのみです。けれど、11時30分を過ぎて全ての人が入場開始となると、座席案内も場内案内も増えます。休憩時間(詳細な時間は記載しません)のあとから

「お座席、わかりますか?」と尋ねれば「わからないです」

という回数がぐんと増えました。レプリカユニフォームを着ていない人だと十中八九「わからない」と返ってくるのですが、今回は意外にも(?)レプリカユニフォームを着て、首からクラブコンサドーレの会員証をぶら下げている人ですら「ここ、どこですか?」と尋ねられることがありました。無料招待で普段とは違う座席で観戦しようとしたのかもしれず、見かけで判断してはいけないと考えなおしました。
また、ボランティア参加者から無線で「迷子を見つけた」と流れてきました。発見場所は自分の担当場所ではなかったけれど、保護者が自分に申し出る可能性はあるので、座席案内をしつつも気にかけていました。その後に「解決しました」とも流れてきたので、ひと安心でしたが。

それから、アウェイサポーターもやってきます。相手チームのグッズ類を身に着けてやってきても許されるエリアなので排除はしませんが、メインスタンドでは身に着けたままの試合観戦ができません。ですから、対応自体は「お座席、わかりますか?」で変わらないけれども、そのまま座席についたら、警備員がユニフォームなら脱ぐ・グッズ類は隠すことを求めます。で、自分が座席案内した夫婦が川崎のタオルマフラーを首に巻いていたので、警備員に依頼して注意してもらいました。ほか、自分の目に入った範囲では、別な夫婦が川崎のユニフォームを脱ぐように警備員から注意を受けていました。
自分もアウェイに行くことがあるので、他山の石として、といいますか、相手チームのホームページを確認して郷では郷に従い、ルールは守ろうと意を強くしました。

あと、アウェイサポーターからしたら、ドームは年一回しか来ません。だからなのか、ビジター席のチケットを持った川崎サポーターの男性がメインスタンドにやってきて
「ここの収容人数はどれくらいですか?」
と訊かれました。自分が
「サッカーモードだと約35000人です」
と答えると、男性は「はあ」と感嘆しながら上を見上げ、左右を見渡して戻っていきました。
別な川崎サポーターは、自分が「お座席、わかりますか?」と問うと「わかります」と言うのにしばらく留まるので、もう一度声をかけました。
「何かお困りですか?」
「あ、いえ、写真を撮りたいだけで・・・」
そう言って、スマホで写真を撮ってから戻っていきました。写真撮影なら別に構わないですけど、他の来場者の通行の妨げにならないようにしてほしいとは思います。たまに、良からぬことを考えているような行動をする人もいるので、来場者のことを気にしていないようで気にしていることは敢えて書いておきます。

試合開始時刻が近づくと来場者が増え、自分は「お座席、わかりますか?」と尋ねる回数も増えます。アウェイ側でありながら、ホーム側の通路番号のチケットを持っている人も少なくありません。そういうときにホーム側へ引率することはできないので、自身で行ってもらうしかありません。ただ、安心感も与えておかないと行ってくれないので
「58通路ですね、テレビカメラがある場所の向こう側です。わからなかったら、同じビブスを着たボランティアがいるので、訊いてみてください」
と話してみました。無事にたどり着けたと思いたいです。

無事にたどり着けたのか気になるといえば、こんなことも。
バックスタンドのチケットを持っている男性がいました。自分が「106通路はここの反対側です」と説明しても、男性は
「What?」
と日本語が通じません。アジア系というか、見た目は日本人と区別がつかないのに日本語が通じないので、自分は私物のタブレットをサコッシュから取り出し、インストールしていた無料の翻訳アプリで訳したうえで見せてみました。

実際の画面のスクリーンショット

なんと、これで
「OK!」
と言って通路に戻っていったのだから、ちゃんと通じたようです。自分はちゃんと通じたことに胸をなでおろすとともに、ドラえもんの『ほんやくコンニャク』と同じようなことができたところに、ITの発達を垣間見たし、救われました。

試合が始まれば全員が休憩に入ります。スタンドでの観戦もできますが、自分はいつものように控室に戻って、持参のコーヒーを飲みながらDAZNでの試合観戦です。ボランティア参加者の大半はスタンドへ行くので、自分を含む数人が控室に残って自身のスマホで戦況を見つめます。
「攻められているなあ・・・」「ああ、惜しい」「スゲさん、スゲー!」
身体は休めても、目線はタブレットの画面に行くので、あまり休めていないような感じです。

前半40分過ぎに控室を出て担当場所に戻り、リサイクルボックス(ごみ箱)内のごみの溜まり状況を確認しました。交換するほど溜まっていない感じはしたものの、どのみち、ハーフタイムでごみを捨てに来る人が多いことは自明なので、事前にごみ袋を交換しておきました。
ところが、ハーフタイムにごみを捨てようとした人は、思ったほど来ません。北海道神宮での初詣のときのように人だかりができるのが常だったのが、コンサドールズの演舞が終わるころには数人程度に落ち着きました。そういったことで、空いているときにごみを捨てたいと思っているなら、ドールズの演舞を見届けてからにすると良いですよと、お知らせします。って、次回から混みだしたらどうしましょう・・・(苦笑)。

後半が始まればまた全員が休憩に入ります。控室に戻ろうとしたら、コンサドーレ・バドミントンチームの選手と会いました。選手とは会社の同僚でもあり、会社だけでなくドームや宮の沢で会うことも何度かあります。そして今回も会ったわけですが、自分のボランティアのビブスを身に着けた姿に少し驚いていたようでした。
ちなみに、バドミントンチームは9月に鳥取県で試合があります。サッカーだけでなく、バドミントンも1部残留のために頑張って結果を出してほしいところです。

控室に戻ってDAZNで試合観戦をしていると天井から「ゴール!」と流れてきて、画面でも青木選手のゴールが決まると拍手が起こりました。さらに、鈴木選手のゴールが決まったときは控室を出ようとしたときで、内心では“出るに出られないじゃん”と、椅子から腰を浮かした状態でゴールシーンを見届けました。

控室を出て担当場所に戻り、リサイクルボックス(ゴミ箱)の様子を確認し、やっぱりごみ袋を事前に交換しました。理由はハーフタイム前と同じで、ごみを捨てに来る人が多いから事前に空の状態にしておこうということです。
ロスタイムに入ると混雑を避けるために退場する人が出るので、ゴール裏から聞こえる『GO WEST』に“久しぶり”“珍しい”と思いながら分別の案内を始めました。なので、終了直前の試合の様子は見ていませんし、担当場所からは見えません。
ロスタイムが5分ではなく10分のように長く感じたあと、試合終了。ペアを組むボランティア参加者とグータッチするも、喜びはこの5秒間だけで、すぐに分別の案内を続けたのでした。殊に、ペットボトルの分別は慣れていない人が多いようで、ペットボトルを持っている人を見かけたら意図的に「こちらへ」と案内しました。ペットボトルは『ペットボトル』へ入れるようにお願いします。

お立ち台でのインタビュー中と、選手が挨拶で周回し終えるまでは、退場する人は少ないので、ペアを組むボランティア参加者がごみ袋の交換をすることもできました。が、選手が場内から消えたら退場する人が一気に増え、あっという間に人だかりができました。二組あるリサイクルボックス(ごみ箱)のうち、導線の関係で一組のほうが混みあうので、空いているほうへ案内したりと、分別もさることながら混雑緩和をかけつつ、ごみ袋も交換して、溢れないように注意を図ったのでした。
無線でまちのミライの担当者から「4時30分で終了しましょう」と流れてきたものの、4時30分になってもごみを捨てに来る人が多いため、ペアを組むボランティア参加者と「まだ無理だな」と話しながらゴミ袋の交換をして、35分には無線で「撤収します」と伝えてから控室に戻ることにしました。

全員が控室に戻ったところで終礼となり、まちのミライの担当者から最下位脱出になったことが話されると、控室内でも拍手が起こりました。それに加えて、無線で流れた迷子が発生した件の続報として、迷子を発見してから5分後にお父さんが現れて解決したことの報告がありました。そのあとの解散時では、まちのミライ担当者とグータッチをして控室を出てきました。

さて、次のホームゲームはカップ戦です。カップ戦は個人的な事情から一サポーターとして試合観戦します。
カップ戦も「まちのミライ・サポーティングスタッフ(MSS)」コンサドーレ・ホームゲームボランティアの活動はあります。黄色いビブスを着たボランティアがドーム内にいるので、見かけたら労いの言葉をかけてほしいと思います。自分も周囲が振り向くぐらいの大きな声で「ご苦労様です!」と言おうと企んでいます(ニヤリ)。
カップ戦の次のリーグ戦は、またボランティアに参加するつもりです。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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