アイロンがけ一時間

自分はシャツのアイロンがけを生乾きの状態のときにしています。これは母親や実姉が自分や父親のシャツのアイロンがけをするときに、霧吹きを使ってわざわざ乾いた状態から湿らせているのを見ていることから

「だったら、最初から乾く前にアイロンがけをやったほうがいい」

と考えたからです。そのため、自分が東京にいたときは夜に仕事を終えて帰宅した直後に洗濯機を動かして干して、翌朝は乾ききらない状態のままアイロンがけをしていました。
そのノリで、昨晩は洗濯機を動かして寝室として使っている部屋内に干し、今日は朝からアイロンがけをすることにしました。ところが、昨晩の札幌はいつになく気温が低く、寝室として使っている部屋には暖房を入れていないことから、翌朝になっても洗濯物は生乾きにはほど遠い状態でした。つまり、ぜんぜん乾いていない。

「アイロンがけ前のシャツにはむしろ好都合」

と、そのときの自分は考えたのですが、大きな誤算でした。
このとき、アイロンがけが必要なシャツは3枚ありました。そのうちの1枚のアイロンがけを始めたまではよかったけれど、今にして思えば「そのシャツを後回しにしておけばよかった」と後悔しています。どうしてかというと、

デニム地で厚い生地のシャツからアイロンがけ

を始めたからです。全然乾いていない状態、なおかつ厚い生地ということは、シャツに残っている水分はかなりの量なわけで、それをアイロンで飛ばすには相当な熱量がいります。
何度も何度も同じ個所をアイロンを滑らせても、立ち上る水蒸気はなかなか減らず悪戦苦闘しました。結局、両側の袖のアイロンがけを終えるのに約40分かかり、残りの前の部分と背中の部分を終わらせるのに約20分かかりました。

一枚のシャツのアイロンがけに約1時間

という、とんでもない時間がかかりました。アイロンがけがヘタクソな自分ですが、それでも通常なら一枚30分程度なので、所要時間がまるっきり倍です。これでもう、残り2枚のシャツのアイロンがけがイヤになり、アイロンのコンセントを抜きました。
念のため、残り2枚のシャツの乾き具合を確認したところ、綿でそんなに厚くない生地のシャツでもぜんぜん乾いていなかったので、アイロンがけは焦らずに翌日以降にするつもりです。明日になれば、ちょうどいい塩梅の生乾き具合になると信じています。

というわけで、教訓。

乾いていないなら乾いていないで、焦らなくてもいい。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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