女性運転手

朝、いつものように地下鉄駅へ向かい、いつものように自動改札を通り、いつものようにホームに下りて、いつものように地下鉄が来るのを待ちました。そしていつものように地下鉄がやってきて、いつものようにドアが開き、乗り込めばいつものようにドアが閉まり、いつものように発車。この時点では車内はさほど混んでいなかったため、運転手が車内放送で「ドア付近に立ち止まらず中ほどへお進みください」と案内することは、今日はありませんでした。
けれど、朝のラッシュ時だから停車すればするほど降車より乗車が増え、車内は徐々に混んできました。すると車内放送で「車内中ほどへお進みください」と案内が流れてきましたが、

声の主は若い女性でした。

現在、札幌の地下鉄はワンマン運転であり、肉声で車内放送を入れるのも運転手の仕事です。つまり、自分が乗っている地下鉄は女性が運転しているというわけ。ホームにドアがついたことから運転手の顔は見えなくなってしまったので、こういうときでなければ気づきませんでした。
男性が中心の電車の運転手の中に飛び込む勇気も相当なものだろうと思うし、運転するには国家試験に合格して免許を取らなければいけないから、いろいろと大変だっただろうと自分は思いました。
ちなみに、自分が女性が運転する電車に乗ったのは今日が2度目で、10年ほど前にJR東日本の中央・総武線各駅停車(黄色)の電車に乗ったのが最初。もっともっと増えてもよさそうなものなのになかなか増えないのは、個々人の適正や能力よりも男の職場としての伝統が残っているのかもしれませんね。

で、ひとこと。
電車であれ、飛行機であれ、バスであれ、トラックであれ、あんな巨体をいとも簡単に操る人を男女問わず尊敬します。
自分はペーパードライバーだから、なおさら。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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