生乾き

自分はこの匂いが嫌いではありません。ベランダのないマンション住まいだと洗濯物を干すのも部屋の中になってしまうし、ベランダがあったところで冬はやっぱり部屋干しになるわけで、すっかり慣れてしまったというのもあります。
それで今日、というかさっきまで、昨晩に洗濯して部屋で生乾き状態のカッターシャツの1枚をアイロンがけをしていました。湿っていた部分が一瞬で水蒸気が出て乾いてく様子にニヤリとしつつ、水蒸気とともに立ち上る匂いを何となく嗅いでいました。それで気づいたことが一つ。

“雨の降り始めのときの匂いに似ている”

その匂い、わかりますか? 初夏に多い、あの匂い。ググってみたら『ペトリコール』というらしいですが、夕立の降り始め、アスファルトが灰色の乾いた場所と雨で濡れた場所がまだらに存在する瞬間、そこはかとなく感じる匂い。その匂いと、このカッターシャツから出る匂いが似ているように思いました。でも、今までも生乾きの状態でカッターシャツにアイロンがけはしていたのに、そんなことを感じたことはありませんでした。だから“似ている”と思うとともに“なんでそう感じたんだろう”とも思って、もう一枚のカッターシャツのアイロンがけを始めました。
1枚目のカッターシャツと同様に立ち上る匂いを嗅いで「あっ!」と気づいたことがありました。それが何かというと

柔軟剤の匂いだ

ということ。それはきっと、使った柔軟剤の量がいつもより多かったからかもしれません(自爆)。
一応、キャップに刻んでいる目盛りを基準に入れてはいますが、量が多くても戻すことはしていないし、少なめに入れることも稀です。だから洗濯物の量に対して洗剤も柔軟剤も一割増しぐらいになっているはず。それが水蒸気と一緒に広がったのでしょう。
これ、クセになるから、次回もそうしようっと(笑)。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?