コールセンターでの「もしもし」は
こんなニュースを見つけました。
『ビジネスシーンで「もしもし」はマナー違反!? 語源から理由を探ってみると/毎日雑学』
https://ddnavi.com/serial/686651/a/
「もしもし」の語源が「申し上げます、申し上げます」の略語だとは知っていました。知る人ぞ知る雑学ですが、知っている人もそれなりにいると思います。
それより気になったのが、記事内のこの部分です。
「ビジネスシーンで電話応対をするときに「もしもし」という言葉を使うのはマナー違反だという意見」
マナー違反かどうかはともかく、失礼に当たる言葉とされていることをコールセンターの仕事で図らずも知りました。
コールセンターでの研修では「保留明けなどに「もしもし」と言ってはいけない」というのがあるんです。じゃあ、何と言えばいいのかというと「相手の名字を言うように」というのです。パソコンの画面で相手の名前は表示されているし、フリガナは必ずあるから、噛まなければ間違えることはありませんからね。また、事務的ではなくなるから相手に好印象を与えるとされているようです。
たしかに、
「もしもし、○○様」というより「○○様、お待たせしました」
のほうが失礼には当たらない気がします。
とはいうものの、普段「もしもし」と言っていれば、ついつい出てしまう言葉でもあるから、使わないように意識するのはかなり大変で、コールセンターに長年勤めていても「もしもし」って出ちゃいます。これをこっぴどく怒るクライアントがいて、つい「もしもし」と言ってしまったもんだから大目玉を喰らったこともあったっけ。それも理由の一つで前の会社を辞めたんですけどね。
だからもし、何かあって0120や0570の番号にかけることがあり、電話の向こうのオペレーターが「もしもし」を言わなかったら、その会社も「もしもしはマナー違反」だと意識していることを少しだけ感じ取ってほしいと思います。
もっとも、最近では自分自身「もしもし」と言うことがめっきり減りました。
理由は皆さんと同じで、やり取りがメールだったりLINEだったりと、音声通話をする回数が減ったからです。ただ、メールもLINEもやり取りする回数は一週間に2~3度なのは、友達が少ないからという別な理由ですが(自爆)。
そんな時代の変化があると・・・
近い将来に死語として「もしもし」が登場するかもよ。
(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)
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