NEWSとわたしの「音楽」-NEWS LIVE TOUR2022 『音楽』のこと-
NEWS LIVE TOUR 2022 『音楽』の幕が下りて、早くも一か月。
年の瀬に一年間を振り返っていたら何か書き残しておきたくなったので、いまさらながらツアーの話をゆるりと書いていこうと思います。
いま、ここに、NEWSがいて、わたしがいる。それを強く感じるツアーだった。
物語の登場人物とそれを追う者、ではなくて、NEWSとファンがいた。小山さんと増田さんと加藤さんとわたしが一緒にいた。扉の向こうで迎えられるのではなくて、手をつないで一緒に扉を開けていく感じ。
小山さん。
小山さんが近くに来てくれたときは、どうしてだろう、ちょっと大げさなくらいに「楽しいよ!」って伝えたくなる。誰よりもファンの目線に立つことを大切にしてくれている人だと知っているからかもしれない。
今年もソロが最高だったなあ~!!女性ダンサーを率いて、ランウェイさながらに花道を歩くKEIICHIRO KOYAMA……。最後、メインステージに戻っていくときの笑顔が素敵だったね。小山さんが楽しそうにパフォーマンスしているのを見ると、嬉しい気持ちになる。
増田さん。
言葉にするのは野暮だと感じてしまうほどの圧倒的表現力は言うまでもないのだけど、カナリヤやXXXのパフォーマンス、Endless Summerの歌いだしのような、「神がかった」パフォーマンスに心をわしづかみにされた。
カナリヤで双眼鏡を使っていたら、増田さんが視界に「舞い込んできた」、スローモーション映像のような記憶。XXXで、いま増田さんと同じ音を聴いているのだ、と強く実感させられたときの緊張感。この世のすべての注意が増田さんの口元に集中しているんじゃないかと思うほど、すべてを掌握しているようだったEndless Summerの歌いだしの空気感。あれは何なのだろう。何なのかわからないまま一生胸を打たれていたい。
加藤さん。
わたしは加藤さん以上に「愛らしい」笑いかたをする人を知らない。
何が見えているのだろうかと不思議になってしまうほど、優しくて温かくて愛らしい笑顔。メンバーと笑い合うとき、熱くてお茶目な挨拶をするときの、ぱっと口角が上がる子どものような笑顔。テレビや雑誌では絶対に見られない、この表情が大好きで大切で仕方がない。
それから、加藤さんの歌声が好きだなぁとしみじみ思うツアーだった。とくに、『pink moon』と『走れメロスのように』が印象的だった。せっかく生の姿を見られるコンサートという場だけれど、目を閉じて聴き入りたくなった(というかときどき本当にそうした)。真っ直ぐで伸びやかな加藤さんの歌声が好きだ。
“いまこのとき”が楽しいな、幸せだなと思いながら、ふといくつかの“あのとき”を思い出していた。
アイドルを、NEWSを続けることに葛藤が生まれたであろう“あのとき”。あのとき、続けることを選んでくれてありがとう。子どものように好奇心旺盛で、サプライズが好きで、器用じゃないけれど優しい大人でいつづけてくれてありがとう。愛を、希望を、理想を、一緒にうたいつづけてくれてありがとう。わたしはNEWSみたいなかっこいい大人になりたい。
わたしはNEWSに出会ってから今まで、本当にずっと楽しくて仕方がない。すべての「音楽」に、幸せな記憶がある。耳に届く一音ごと、叩くクラップの一拍ごとに、これまでの楽しい記憶が思い起こされるようだった。これからも一緒に歩いていたい。“明日また会いたい”よ。
小山さん、増田さん、加藤さん、今年も1年ありがとう!NEWSがいてくれて幸せです。来年はどんな音楽に、景色に、情動に出会えるのか、楽しみにしています。