福山漱流
君は屍とは一体なんのことだと思う? 唐突に変な話をしてごめんなさいね。 でも、とても気になることなんだ。 辞書を引いてみたら、死体のこととはでるけれど。 ただ、人は屍を別の状態にも例えるじゃないか。 ほら、疲れ果てたときなんて、「屍になった」とか。 思っていた成果が出なくて愕然としたときなんて「屍になる」なんてよく聞くよ? 所詮たとえ話?確かにそうかもしれない。 けれど、そこにこの言葉の本来の意味があるんじゃないかな? 僕はね?こう思うんだ。 「何も成しえなかった時、人は屍に
空間(あくま):柔和な人となりをしている。どこか捉えどころのない人物。 正体は、人間のふりをしている悪魔であり、 人の願いを聞いて回っている。 その願いをかなえるかどうかは、不明。 未来(みく):とても真面目な性格。そのせいで、いろいろな悩みを持つ。 本来は、とても明るく話せる人物だが、今はどこか静か。 ♂or♀ 空間: ♀ 未来: ========================= 未来(N):未来は、とても明るい。
ベッドに横たわり、ぼんやりと天井を眺めていた。気だるい気分で俺は頭を動かし時計を見る。午後9時半を過ぎた頃。そろそろあの時間がやってくる。 ―コンコン 玄関の戸がノックされる。しかし、俺は無視をする。すると、もう一度ノック二回。そして、ココンと打ち損じたような続いたノック。これが合図である。長い息を吐いて立ち上がる。 「どうぞ。鍵は掛けてないから」 ドアに向かって声をかける。すると、控え目にドアノブが回り、開く。 「お兄ぃ。ごめんね。こんな時間に」 入って来たのはセミロングの
ヘブリニッジ6区。そこにあるコロセウムを思わせる闘技場は、普段ならば閑散としているはずが、今日は珍しく満員の人だかりとなっていた。 それもそのはず、この熱狂的とも言える盛り上がりの原因は、この日行われる行事にあった。 ――マン・ハント。 能動的、意図的、飲食的に人間を殺すことを禁じられている魔族たちが唯一合法的に人殺しができる祭である。 闘技場の中心には、ヘブリニッジの外から連れてこられた人間たち――とはいっても、死刑宣告を受けた罪人なのだが――が並べ立てられ、処刑の
夜巳鎮(やみ まもる) 1性別:男 117歳(外見年齢17歳) 2種族:吸血鬼(純血種) 3社会的地位:吸血鬼四名家 夜巳家 家長 4趣味:読書 歴史探訪 5性格:冷静かつ淡白。表情から感情を読み取れないタイプ。どのような状況であっても、表情が変わらない。正真正銘の鉄面皮。 仲間内にはそれなりの譲歩は見せるが、程度はしれている。敵対者には容赦はなく、それがたとえ仲間内、家族であろうと一度、『必要と感じた』なら容赦なく、またためらいもなく殺害する。 6ポリシー:全てはシステムに
ついに完成しました。「浅緋の痕~アサヒノアト~」。 青い創シリーズの二作目です。 てか、そもそも青い創ってシリーズだったのかよって思う人はいると思います。 うん、私だってシリーズ化するとは思ってませんでした。 ことの発端は、「青が来たら、赤と黄色くるんだよね?(ニッコリ」っていう演者様方からの脅迫・・・もとい、ラブコールがきっかけでシリーズ化しました。 私が書く唯一の長編作品ってところですかね。位置づけとするならば。 さて、ここで、知らない人のためにも「青い創