【日記】逆クリック、コミティアで買った本の感想2
2024/11/19
気温16.8℃ 湿度68%
天気。寒い。晴れているが寒い。日差しが弱い。太陽との距離が遠い。
たかだが地軸が傾いているだけで、実際は地球と太陽との距離が変わっていないのに、寒い。地軸の傾きによる変化量は二つの球体の圧倒的な距離に比べれば、ほんの些細な量なはずなのに、その表面に住む人間には、こんなにも影響がでるのか。
奇跡の星とかは言いたくないが、人間の繊細さを考えると、かなり絶妙な距離感で地球は太陽の周りを回っている。本当に寒い。
仕事。私は半端な左利きで職場には完璧な左利きがいる。その人は、右クリックを逆クリックと呼ぶ。
左手でマウスを持ったとき、左クリックは右クリック、右クリックは左クリックとなる。左利き用のマウスを右手で持つと、人差し指と中指の動きが逆になる。すごく使いづらい。
その人いわく、マウスを離さずにテンキーを操作できるので、便利らしい。傍から見ていても作業効率は良さそうだが、今更逆に矯正できない。
昼は昨日のカレーを食べ、夜も同じカレーを食べた。夜はレタスと卵の炒め物を作り、カレーの上に乗せる。まあまあ、美味しい。レタスはすぐに火が通るので楽。オムレツぐらいの時間で出来るし、生より、熱が通って、くたっとしたレタスの方が好み。生のレタスって人間から熱を奪うために存在していませんか?
以下、コミティアで買った本の感想。
わたしのマリオネット すみれちゃん
漫画。15世紀のフランスを舞台にした戦争もの。
主人公は雇われの斥候。彼女からの戦況報告は常に正確で、寸分の狂いもない。空から戦場を眺めているかのように語る彼女には秘密があった。彼女は空飛ぶ悪魔、ハーピーと契約していた。しかしその悪魔にも思惑があり、それはオルレアンの魔女討伐へと繋がっていく。
面白いな~。中世の戦争行動において、戦況を俯瞰的に見ることができる圧倒的な優位性と、戦場が俯瞰的に見えることによって、戦争への幻想――英雄譚が消失して、地味で残虐な人殺しの連続だと暴かれる部分とか。
あと、弓矢による曲射って現実世界でどれくらい有効だったのか、気になる。
記号の朝 三島芳治
クラスの井上さんはゾンビになった。から始まるちょっと変わった漫画。
その世界のゾンビは凶暴にならず、噛まれても感染することがなかったので、日常に溶け込んでいた。国からの提案によって、ゾンビは記号形象と呼ぶことになった。
それはさておき、ゾンビになった彼女はしゃべることなく、時折登校して、生前に借りていた本を返却して、その続きを借りるなどの生活を続けていく。
結構好き、死に対して敬意があるというか。
客観的な死(他者の死)はみんな理解していると思うけど、主観的な死(自分の死)は、詳細や意味が不明で、文字通りに、死んでみないと分からない。
主観的な死の本質は、その知りえなさ、絶対的な情報の断絶だと思っているので、ゾンビになった少女に言葉を喋らせずに、意識の残り香だけを感じさせる雰囲気が、よかった。
あと、最後を「うおー」で締めるのも、よかった。書くことを書いたので、強引にまとめようとするその勢いが。
加えて、手書きの文字、たった四文字で表紙が完成されて様になるのがカッコよくてズルい。