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0107 本音と建て前…そして言葉の難しさ

 まずはこちらの文(歌詞の一部)をご覧ください。 

可愛いひとなら捨てる程いる

椎名林檎「正しい街」

 この、男が言ったことはハッタリでしょうか、それとも強がりでしょうか?或いは本音なのか、建て前なのか。
 あくまで私の解釈ですが、これは言葉の裏返しでもあるけど…そうはいっても本音も含まれているんだと思うんです。
 「可愛い人がいるのは嘘ではない、そうは言ってもやっぱり君がいい」こんな言い草でしょうか。

 私自身、こういう強がりみたいなことを言ってしまうこともあります。実際のケースで具体的に思い出して考察すると…そうは言っても結構言ってることは本音を多分に含んでいて、どっちに転んでもかまわないというニュアンスが強い気がします。
 そういう意味では、本音と建て前に乖離が大きくないのかもしれません。(中途半端なことがあまり好きではない、という面も影響していると思います。)
 もしくは、単に冷めているだけか。以前に「斜に構えてる」と言われるなんて話もしましたが、比較的ドライなのかもしれません。その一方で、色恋でもみくちゃにされることも多いんですけどね。←

 言葉は心の栄養にもなるし、誰かを救ったりもする。その一方で、時に刃となることもあります。だから、扱いが本当に難しい。(双方の経験が違えば、そのニュアンスが全く異なることも現実にあるわけで。)
 でもやっぱり、私は言葉を今日も紡ぎます。例えそれが、誰かを傷付けてしまう結果となってしまっても。(傷付ける意図で発するのは論外ですが。)

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