0256:(WoWatch英語編004)英語学習と技術革新
英語の学習は、私の当面「やるべきこと」のリストではかなり下位に位置づけられる。
ロゼッタストーンは、ひとまず最初の学習ユニットを終えてふたつ目の最初の方にある。聴く/話すがあるのでなかなかリビングでは学習できず、家族から離れて自室にいる時間は限られるので、進捗は遅々たるものだ。それでもこれまでなおざりにしていたヒアリング&スピーキングに取り組めるのは有り難いので、今後も継続していく。
一方、私が一番力を付けたいリーディングは、これまた遅々としている。それでもkindleだと洋書の辞書引きが楽という点はありがたい。本当は受験生のようにがんがん単語力を付けないといけないのだろうけれど(独学大全でも単語力の重要性に言及されいた)、そうした受験生的努力は司法書士試験勉強の方に振り向けなければならないので、あと一年余りは英単語に特化した暗記には手を付けるつもりはない。ちょっとした隙間に報道など英文をちまちま読む習慣を付けるのが精一杯というところか。これも今時は辞書引きの便は良いし、なんなら全文訳もできる(リーディング訓練のためには使い処を考えないといけないが)。
最後は発信だ。今のところ外国人と口頭でコミュニケーションを取る予定はない。ただ最近になって、英作文は家業の情報発信に取り入れるようになった。もちろん、私の貧しい英語力では、サラから英文を作ることなどできない。なので、以下の手順を踏んでいる。
①日本語で文章を作成する(これ自体は日本語で情報発信するためのもの)
②適切な機械翻訳が可能となるよう①を整形する
③DeepLで全文英訳する
④③の内容を目で追い、おかしな訳がないかチェックする
⑤Grammarlyにかけて、結果を基に修正する
①は日本語として自然なものだ。けれども、主語等の省略、語順、遠回しな表現など、英語に翻訳する時にうまくいかない場合がある。そのため、翻訳しやすい日本語に整形するのが②の手順だ。これは英作文トレーニングで日本語とは違う英語的発想を修練するのに、ちょっと近い(あくまで「ちょっと」だ)。
そのようにして得た「翻訳用日本語」を、翻訳エンジンの優秀さで名高いDeepLに掛ける。DeepLなら日本語らしい日本語でもうまいこと英語に訳してくれるのだが、それでも限界はあるので、②の手順はやはり必要と感じている。
そして、吐き出された英語を、今度は自分の目で読む。「なるほど、英語ではこういうのか」と、この段が本当に勉強になる。単語等が記憶に定着するわけではないが、それでも「日本語の趣旨を適切に英語で伝えるものになっているか」という意識で英文を読むのは、ただのリーディングとは違った効果があるように思う。もちろん、ここで間違いを見つけたなら、今度は辞書を引いて単語や表現を直したり、場合によっては日本語を更に誤解のないものに修正して再度DeepLに掛けることもある。
概ね④までで英文はほぼ完成するが、念のため文法チェック性能で評価の高いGrammarlyを通す。Grammarlyのエラーは全て受け入れるわけではない。エラーの深刻度を参考にしつつ、DeepLの文章とGrammarlyの修正意見のどちらを採択するか、一応は(足りない頭で)考えて決めている。
というわけで、英語学習の様々な場面でICT技術が関わり、昔の英語学習とはかなり様変わりした感がある。もちろん、努力しなければ身につかないのは、昔も今も同じなのだが。まあ、優先順位下位なりに、ちまちまと継続していこう。
■本日摂取したオタク成分
『ワイルドライフ』フンボルトペンギン、なにやってもかわええ。『真実への鉄拳 中国・伝統武術と闘う男』何気に観ていたのだけれど、面白かった。中国拳法の世界って日本国内でも昔からなんかドロドロしてて山師が横行してる印象があった。本土でも(本土だからこそなおさら?)状況は同じようで、ガチの総合格闘家がそういう山師的拳法家の道場破りをするが、何やら国家権力から睨まれて……みたいなこわーいドキュメンタリー。『WORKING!!!』第2話、この期に及んでまた濃い新キャラ登場。
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