HSP(ハイリーセンシティブパーソン)について
最近、HSP(ハイリーセンシティブパーソン)という言葉を知った。
人一倍繊細な人という意味で、疾患ではなく人の気質(タイプ)とのこと。
アメリカの心理学者アーロンさんという人が提唱し、全人口の15~20%が当てはまるそうで、DOESと呼ばれる4つの特性を持つという。
D:Depth of Processing・・・深い思考
O:Overstimulation・・・刺激に敏感
E:Emotional response and empathy・・・共感力の強さ
S:Sensitivity to Subtleties・・感覚の鋭さ
パッとみて自分もかなり当てはまりそうだったので、ネットでいくつか診断テストをやってみたところ、どれも「HSPに該当するだろう」という結果になった。
特にわかりやすく当てはまる特徴は、DOESの中でSやOに該当する「他の人は気がつかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく」という内容で、診断テストには、時計の音が気になることがある、とかザラザラした布が苦手、などという項目があった。
そういえば昔会社で作業中、数日間どこからかずっと小さく「シー」という音が聞こえてきたことがあった。音の出所がわからず我慢していたが、結局同じ島の人が使っていたパソコンの電源コードが本体付属のものと異なっていた為、足元のコンセント部分で音が発生していたことが判明した。耳を近づけないと聞こえないような微細な音だったので、当時周りに驚嘆された記憶がある。
耳がいいのかもくらいに考えていたが、音以外にも、例えば肌に当たる服はウールだとチクチクして着られないし、朝は光が強いと、家の中でもサングラスをかけたくなるし、きつい香水を嗅ぐと頭が痛くなることもある。
そんな感じだったので、結構な項目が自分の特徴に当てはまっていた。
自分が何かにカテゴライズされることも、人をカテゴライズすることもあまり好きではない。でも、自分が今まで生きづらさを感じやすかった理由が、このHSPという性質にも関係してくるようなので、自分を理解するためにも助けになるように感じた。
HSPを知ったのは、ここでも何度か書いている「対話の会」について、同じような催しがないか調べていた時だった。
対話の催しについて、私自身は絶対面白いものになるだろうと思っていたが、周りの人に話してもほとんど共感されない為、だんだん自信がなくなってきていた。そんな時、リピーターも多く、度々開催されて盛況だという会を見つけた。それがHSPの人を対象にした会だったのだ。
調べてみると、そこだけではなく、HSPの交流会は他にもいくつも存在していた。それぞれ継続開催されていて、人が集まっていた。
そこでふと疑が湧いてきた。私が会をやりたいと思っていたのは、自分がHSPだったからなのか、、、?と。
私は自分をカテゴライズされたくはない。特定のタイプとカテゴライズした人だけを集めた会をやりたいわけでもない。
だけど、何かヒントがありそうな気がして、来月の会に申し込んだ。
何か気付きがあったら、またここで報告したいと思う。
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