FAA PPLの流れ
アメリカで飛行訓練を行って、最初に行うFAAの試験はPPL(Private Pilot license)の試験です。今回は受験経験を基に大まかな流れを紹介します。
FAA PPLのオーラルとフライト試験を行うためには、まず最初にwritten testを受ける必要があります。このwritten testの結果と訓練校の卒業書などを準備して試験に臨みます。すべての試験はFAAのDPE(Designated Pilot Examiners)によってACSに基づき行われます。
試験数日前から前日:DPEから試験の詳細や集合時間などの連絡を受け、試験当日に必要な要項を確認し、準備を行います。具体的には受験に必要なendorsementやdocumentが全てそろっているかどうか、ナビゲーションの試験に使うナブログの作成などです。
試験当日:オーラル試験はDPEとの口述試験のことです。法律や空力、気象などPPL取得に求められる知識を問われます。この試験は大体1~2時間ほどで、written testの成績やDPEによって異なります。written testの結果や不正解だった項目はDPEも把握しており、オーラル試験ではwritten testで間違えた問題を重点的に質問される場合があります。
オーラル試験に合格するとそのあとにフライト試験を行います。この試験も1時間半から2時間ほどで、行う項目や順番などはDPEにより異なります。
行う項目が異なるといっても、基本的にはすべての項目を行いますが、例えば試験項目にground reference maneuverというものがあります。ACSによると、このマニューバーの試験はS-turn, turn around a point, rectanglarのうちどれか一つをやれば良いことになっています。
FAA check rideで大切な事
もちろん試験である限り、不合格になることもあります。大切なことは、わからないことや疑問に思っていたことがあったら試験前にDPEに質問することです。特にフライトの試験項目では、自分とDPEのマニューバーに対する見解を一致させておくことはとても重要で、自分が正しいと思って行っていたことが実は間違っていたということがあります。このような不一致が行らにためにも、受験前にACSを熟読し、何かそれに関して疑問があったら何でも質問することが合格のカギであると思います。
質問がありましたら、可能な限りでお答えしますので、コメントなど頂ければと思います。
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