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3台のSIMフリーiPad (12.9Pro, 10.5Pro, 7.9mini)をどう使い分けるか?

iPad Pro 10.5" (2017)というレジェンド

iPad Proの12.9インチとiPad Pro 10.5インチを、それぞれ自宅用とモバイル用途で使い分けていました。そのうちの10.5インチの方を7.9インチのminiにスイッチしました。まだ手元には10.5インチモデルも残っているので、現在3台のiPadがあることになります。この組み合わせで試行錯誤しながら3週間ほど経過したので、最初の使用感ということで立ち止まって書いておきたいと思います。

実はiPad Pro 10.5" (477g)、「個人的オールタイムベスト」モデルなのです。とても気に入っています。サイズ、厚さ、重量感、完璧です。スマートキーボードカバー、ペンシルといった神周辺機器に対応しています。ホームボタンが指紋認証を兼ねているので、ログインから電源オンがシームレスに行われるデザインも完璧です。このProモデルがのちにAirと名前を変えて登場しました。素性の良さが引き継がれ、カメラはダウングレード、プロセッサはアップグレードが行われて全体で帳尻を合わせて、外観はそのままでモデルチェンジしたときには、さもありなんと思ったものです。そのくらいデザインもハードの性能のバランスもレベルが高い。iPad Mini 7.9" (2019)を買い替えるときも、在庫として残っているこの「Air」モデルを、モデルチェンジ前の駆け込みで買おうかと真剣に悩んだものです。なので、iPad Mini 7.9" (2019)に乗り換えた後も手離れ悪く手元に残しているような次第です。

iPad自体がスマホとラップトップの間に立って、それぞれのいいとこ取りをしている商品なのは前に書いた通りです。しかしこうしてサイズ違いのiPad3機種を並べてみると、まさに真ん中サイズの10.5インチが、12.9インチと7.9インチの間に立って、iPadシリーズの中での「いいとこ取り」のポジションを締めているのです。これまた歴代最高の一つであると思われるApple純正スマートキーボードと組み合わせると、10.5インチでのタイピングは最速に近いくらい早く打てるようになります。大きすぎず、小さすぎず、重すぎず、タブレットとしての完成形なのではないかと思うくらいに感心するサイズです。これは3機種を比べてみて気が付いたことです。

そういうわけで、10.5インチモデルは自分にとってレジェンドなのです。レジェンドがいるのでなかなか12.9と7.9インチを使った自宅環境+モバイル環境に完全移行ができないでいます。

iPad Pro 12.9" (2018)を自宅で利用

3機種のうち最大画面の12.9を使うときには、写真のようにスタンドで前傾させて、HHKBと組み合わせて使っています。MacBookやMacBook Air並みの画面サイズを誇るのであまり違和感がありません。場合によってはMagic TrackpadをMacBook Proを使っている机から拝借してきて使うこともあります。存在感や作業環境としてはラップトップに近いものがあります。安定した環境で腰を据えて作業をしたい時には、12.9インチが最善の選択です。Split Viewを使って2画面表示しながらの作業も抜群に快適になります。

反面、タブレット的に片手で気軽に使いたい時(例えば雑誌を読みたいとか)は、iPad Pro 12.9" (633g)でそれができなくもないですが、やっぱりそのような用途には重いです。2、3分もすると手が疲れます。両手持ちが必須です。

さて、iPad Mini 7.9" (2019)の立ち位置は?

画面サイズが小さいことは、買う前から覚悟していたことです。iPad Mini 7.9" (2019)を横に2台並べるとちょうど10.5インチの画面サイズになるくらいなので、Split Viewはもちろんのこと、1画面利用でもその小ささを感じないわけではありません。しかしながら今回iPad Mini 7.9" (2019)を選択したのは、iPadを長年使ってきた自分からすると新しい使い方への挑戦(ちょっと大袈裟ですが)でもあったので、そのこと自体にあまり後悔は感じていません。使い込んでいく中で、新しい使い方を見出していくのだと思います。個人的にはiPadというのは「コンテンツ消費マシン」だけではないと思っています。もっとクリエイティブな使い方ができるので、そこまで使い込んで初めてiPadの良さを活かしていると言えると思っています。現在までのところ、iPad Mini 7.9" (308g)でクリエイトしていると言えるほどには使いこめていません。出先で情報収集したり、動画を見たりという使い方にとどまっています。

そうなるためには、前述のようにiPad Pro 12.9" (2018)は自宅で、iPad Mini 7.9" (308g)は外出先で、という2台体制に腰を据えて、色々な場面で使い込んでみるということが大事ではないかと感じています。iPad Pro 12.9" (2018)、iPad Pro 10.5" (2017)、iPad Mini 7.9" (2019)という年子の3兄弟はそれぞれSIMフリーモデルです。SIMは1枚しか持っていませんが、入れ替えればどれでもすぐに外で使えるようになっています。言い換えると、日替わりの気分で台入れ替えをできてしまうので、なかなか腰が落ち着かない。「帯に短し襷に長し」というよりは「餅は餅屋」でそれぞれのいいところがあるので、その日にやりたいことに応じて持ち出す機種を変えてしまう。これが良くないのです。

まとめ

あえて10.5インチを売却してしまう、Simスロットを封鎖してしまう、というように3台体制を温存する道を絶ってしまうのがいいかもしれないなと思いつつ、なかなか踏み切れないでいるところです。

こうしてみると、たかだか数インチ違いでこれだけのサイズのiPadシリーズを並べて売っていることには、理由があるのかもしれないなと思っています。小さいiPadにも大きいiPadにもそれぞれの立ち位置があって、それぞれを必要とするユーザーがいるのだと。それぞれのサイズに必然性があるのだなと。

iPad Mini 7.9" (2019)購入前の想定とは少しずれてきていますが、もう少し3台を使い込んでみます。

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