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働く前に知って欲しいこと1

こんばんは。間が空いてしまいましたが

これから自分で生きていけるようになろうとしている方々の大半はまず雇われで誰でもできる仕事で働くことになる可能性が高いですが、応募段階や面接、日程調整の電話で傷付き精神がボロボロになる可能性があります。

そこで今日と次回以降で、働く前の知識と準備についていくつか書きたいと思います。

★社会常識だとかビジネスマナーでの話ではありません。

知っているのと知らないのとでは大違い!
傷付く原理を知り、自分の心を守るための心理的習慣を身につける計画を立てるのに役立ててもらいたいと考えます。

それでは今日の話題です ↓↓

自分が自分の事をどういう人間だと感じているかはとても大切

これは普段、本心では自分自身の事をどう感じているのか?という意味です。意識的にも無意識的にもです。

なぜこれが大切なのか?
自分に対する見方が社会集団との関わりにおいて自分の行動を左右し、その結果快く受け入れられるか、傷つけられ疎外されるかの分かれ道になるからです。
自らの意志でそうしようと思わなくてもです。

例えば ”貧困である自分のことを惨めな人間だ” と感じている人、特にその事に強く固執し嘆いている人は、人が好意でしてくれたことに怒りを感じる事があります。

旅行に行ってきた知り合いが「〇〇に行ってきたんだ、これ土産だよ」と裏表無しにモノをくれたとしても感謝できず、『旅行に行く金がある事を自慢しやがって』とか『俺の事を貧乏で惨めだから恵んでくれただけ』『経済的に下に見られている』と自ら嫌な気分になります。

こうなると、自分に親切にしてくれる人の事を『俺を馬鹿にしている』と言う目で見るようになりその心が態度に現れ、相手との関係は悪化します。

そして事ある度に同じパターンを繰り返し、特定の相手だけでなく社会集団から拒絶されるようになり『なぜ自分だけが受け入れられないのか?!』『どいつもこいつも馬鹿にしやがって!』と社会に怒りを向けるようになります。

今、自分の心にきいてみてください。
辛いことかもしれません。
本心は自分をどう感じているのか。

本心が解ったら対策をしましょう。
以下に実例を挙げますので、自分はどのように対策をとるべきか?考察してみてください。

対策

上の例では、貧困を惨めと感じることが原因で自己蔑視に陥っている状態です。

ここで少し視野を広げてもらいたいと思います。
貧困はどんな場合においても必ず惨めなのか?

一般的にはそのように捉えられがちですが実はそうではありません。
少々変な表現をしますと
ワイルドでカッコイイ場合があります。

そしてホームレスともなれば働かないと決めて気楽さをgetし、炊き出しや支援のイベント情報等もたくさん把握してもらえるものはタダでたくさんもらい、楽しく結構贅沢に暮らしてる人も実は増えてきています。
必ずしもホームレス=可哀想ではありません。ある意味勝ち組かもしれませんね。

<例>-------------------------------------------------------------------------
これは私の場合ですが、家賃を払えなくなった時は住所だけ知り合いの家に頼んで置かせてもらい(住所不定は軽犯罪になります)車に住みながらコンビニや運送屋で誰でもできるバイトをし、風呂はネットカフェや民泊に数百円払って借りるという生活をしました。

この間数か月家賃を払っていないので贅沢をしなければ貯金は急速に溜まります。
家賃は固定費ですから家計の大きな負担になります。そこを削減できるわけですからこれに勝る節約はなかなかありません。

車が無かった時期は人通りの少ない地域の放置された小屋や神社の裏などで暮らしながらコンビニで働いて廃棄をもらいながら貯金しました。

そして20年前ぐらいだと廃墟に住んだりもしましたし(危険対処能力が付きます、失敗したらあの世行きですが)
会社のオフィスに使われている古いビルなんかは建物の制御盤が自転車置き場の横にあったりして鍵もかけてない事も多いので、痒くて道路では眠れない夏場はエレベーターのエアコンを入れて快適に眠ることができました。(今では不法侵入になるのでどちらも推奨はできませんが)

ある程度、そうですね、余裕を持って言うなら50程度万貯まれば安定したバイト先さえ確保できていれば賃貸を借りれるようになります。
50万ぐらい、家賃払わずに数か月働けば楽勝に貯まります。
月22日も出勤する必要もありません。

このような経験を経て私は自分の事を今では持っている物を全て失っても再建できる人間だと感じています。
それが、大した偉業を成し遂げてもいない凡人の私が持つ自信と安心感です。
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どうでしょう。
貧困は必ずしも惨めではないと思います。

住む場所を失ったことで生活の中から学んだことはたくさんあり、文無しになっても生きていけることも分っているので会社をクビになることも怖くありません。

また、私ではありませんが退屈なホームレス生活を活かして図書館で好きな分野の本を大量に読み、その知識で本を出版した人もいれば貧困層であることが悔しくて絶対に金持ちになろうと試行錯誤しているうちに社長になった人もいます。

今回は例として貧困を取り上げましたが、問題は個人によって異なります。
ご自身の心を傷付ける自分の刀が何なのかを特定し、その刀を自分に向けるのではなく今後の道を切り開くために使っていただきたいと思います。

すぐに身に付くほど簡単ではありませんが、嫌な気分になる度に視野を広げて本当にそうなのか?と疑問をもつことを試してください。
習慣になれば自己蔑視の回数が減り、心理的に楽になります。