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#91 期待をするなら説明責任を果たせ。話はそれからだ!

※音声版は以下からご視聴いただけます!

普段、子ども・若者とかかわるユースワーカーという仕事をしながら、5歳と2歳の子どもの子育てもしている私が、仕事や日常での気づきについて発信するチャンネルです。

さて今日は、「期待をするなら説明責任を果たせ。話はそれからだ!」というテーマでお届けしていきます。


◯なんだかんだで7年目の大学でのキャリア

昨日は7年前から非常勤講師として関わらせていただいている大学でのプロジェクト発表会がありました。普段は、看護師・学校の先生・管理栄養士など専門学部に分かれて勉強している、学部・学科の大学2年生が学部・学科横断で15人ずつぐらいのチームに分かれて、チームごとに「地域」に出て活動する授業があるんですけど、各チームの活動報告会でした。

自分たちも発表するんですが、自分たち以外のチームの発表も聞いたりします。学校なので、コメントシート的なものが配られるわけです。各チームの発表をきいた上で書くやつですね。それのお題が、「感想」とかではなく、各チームの発表の「気付き」や「学び」とありました。

◯発表を聞いて学びや気付きを得る

なかなか難しいテーマですよね。「学び・気付き」ってコメントシートをつくった側の意図と、あんまりそういう目線で普段から物事を捉えていない学生とのギャップってあるな〜って思っています。

よくあるのは、「語尾だけが変わる」というパターンです。

感想だと、「○○がよかった・すごかった」という表現になり、気付き・学びとなると、「○○だということを学んだ・初めて知った」とかになります。

おそらくつくった側の意図としては、そこで発表された情報や知識自体の学び・気付きもありつつ、その時に知った情報や知識と自分がすでにもっている情報・知識と「どうつながっているのか」を感じて書いてほしいってことなんだと思うんです。

◯一見するとちがうものの共通点を見つける

突然ですが、「EPSONのインクジェットプリンターとブラウンの電動歯ブラシの共通点ってわかりますか?」

答えは、「ビジネスモデル」なんです。

「本体を安くで売って、交換部品のサブスクで収益を得る」というビジネスモデルが共通点です。

まさしく、一見するとちがうことから共通点を見出し、学び・気づきに昇華させるという話です。自分がすでに知っている、「関係あること」とつなげられるかどうか。

そういうことを書いてほしいのだと思うのですが、具体的に説明して伝えてあげないと書けるようになる未来はなかなか見えないな〜と思います。

◯期待していることがあるなら、ちゃんとそのことを伝える

何かを意図して、ねらいをもって企画する、準備するって大事だと思う一方で、それが相手に伝わらず、さらに伝わっていないことに不服なら、それはもはや無言の圧力だなって思っちゃいます。

どうしてもそれを「気付いてほしい」みたいな気持ちがどこかにあって、それって夫婦関係で、「私の気持ちを察してほしい。」と同じかそれ以上に身勝手にきこえちゃうなって思います。

何かを意図して、狙いをもって準備したなら、その期待を相手に伝えてみたらいいのにな。と思ったりします。その上で、そのことをやるかやらないかでいうと、こっちの説明が刺さるかという第一関門があって、そこを通過すれば相手の自己選択という第二関門です。

期待するのであれば、期待に対する説明責任を果たすことが重要だけど、意外とそれがやられていないし、期待をちゃんとわかりやすく伝えるのってかんたんにできないだろうな。と思ったりします。

そんなわけで今日は、「期待をするなら説明責任を果たせ。話はそれからだ!」というテーマでお届けしました。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
すてきな1日をお過ごしください!

では、また次回お会いしましょう!

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福井 邦晃/在宅主夫マネージャー
おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!