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#56 自分の強みを考えるには

※音声版は以下からご視聴いただけます!

普段、子ども・若者とかかわるユースワーカーという仕事をしながら、5歳と2歳の子どもの子育てもしている私が、仕事や日常での気づきについて発信するチャンネルです。

さて今日は、「自分の強みを考えるには」というテーマで、お届けしていきます。
出願を控えた中学3年生とのやりとりをきっかけにしたお話です。


◯自分のいいところを考えている若者とのやりとり

来月に受験があるそうで、「自分のいいところ」を文字に起こして書かないといけないんやけどどうしよう〜みたいな相談を別のスタッフが受けていまして。

意図せぬ形でパスがとんできてやりとりすることに。

「よく気がつくよね」「周りをよくみているよね」

ということを伝えていたのですが、本人的に納得しつつも、それって長所というかいいところなのか?という疑問があったようです。

そう言われると、たしかによく気がつく「から」必要なサポートを先回りして助けてあげることもできるし、よく気がつく「から」、あえて助けないということもできるよね、って話で盛り上がりました。笑 「たまにそれやっちゃう」って言ってて、おもしろかったです。

◯強みも弱みも相対化したものに過ぎない

個人的には、「強み」って相対的なもの、言い換えると「周りとの比較によって決まる」ものなので、強いかどうかは「状況による」が正解だと思っています。

身長172cm自分の背が高いかどうかは周りの身長によるので、小学1年生30人の中にいたら「巨人」だし、メジャーリーガーに囲まれたら「小人」になります。

自分の身長は172cmのままなので、別に伸びても縮んでもないけど、環境によって捉え方がちがうということです。

そう考えると、「強み」を考えるよりも、その人の「習性」とか「持ち味」という、いい・わるいのない、フラットな言葉で捉えたほうがスムーズな気がします。

その持ち味がどんな場面で「強み」として表出したり、活かしたりすることができるのか。逆にどんな場面では「弱み」として表出してしまうのか、を考えることができる。

強みや弱みって、自分にくっついている「習性」の見える角度の話であって、特定の場面限定の話でもあります。

さらに、どういうときに出やすいのかがわかれば、弱みを少なくもできるし、強みを多く出す生き方もできる。

長所・短所、いいところ、強みを考えている皆さま、「周りの環境との比較によって決まる」ことを前提に、習性や持ち味を軸に考えてみてはいかがでしょうか?

今日は「自分の強みを考えるには」というテーマでした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
すてきな1日をお過ごしください!

では、また次回お会いしましょう!

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