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みなさまのアクセス、スキ、フォローのおかげで、本が一冊できました

noteに書きとめた小さな物語の数々を紙の本にまとめました。
流れ去る光には永遠なるものがひめやかに息づいています。
すぎゆくことのない美しさがそこにあるというよりも、
すぎゆくものの姿をかりた永遠なる存在の
かなしいまでの美しさを、ひとはそこに見ます。
かなしいよね――
こうちゃんの書く話って。
あちこちでそう言ってもらった数々の物語の数々です。
五万字のまにまに、濃くあさく、かなしみの影がさしているかもしれません。
されど影あらば光。
そことしもなくさまよう暗い道にあっても、信じる心を忘れなければ、宇宙はウインクして、光の小石をころがしてくれます。
ああ、これでよかったんだ。
この道で間違ってなかったんだ。
それは自分だけにわかる道しるべ。
今日が人生のたいせつな一歩だったことを、いま、ここを、生きるあなたに、宇宙は小さなプレゼントをめぐみ、教えてくれます。
この本がそんなプレゼントになったら――
影をつくる光を求めてつづった言葉が本の形で旅立ち、縁あるひとのもとへ届くことを、ぼくは願ってやみません。

◆◆もくじ◆◆
 
小さな物語
 神さまのかくれんぼ
星をひろう
あなたはわたしの愛に乗る
母のもとへ
むーやんとたんぽぽの綿毛
俺はまばゆい庭を見た
いま、あなたがここにいる
白いかなしみ
遠い歌を
みかんのみんな
けむり
イチイガシの木
雪、月、花のとき
めそめそ柿
きらきら ぱらぱら
 
でこぼこ道に光さすオネエ七人の自分語り
 茶色のランドセル――ツキヒコ語る
こんな奇蹟のおこりかた――マサル語る
でこぼこ道に光さす――サクノスケ語る
魔法の杖――シュンタロウ語る
ささぶね――ユウサク語る
ずっとそばにいる――ソラタ語る
焼跡のウリセンボーイ――ケンキチ語る
 
一篇の小説
 いちごの家族
 
あとがき

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