福音 浩一郎(ふくね こういちろう)
どこかのだれかの目にふれた小品が、そのひとにとってなぐさめや救いや、ほんのひとときの息ぬきでもいい、なにか幸福のきっかけになってくれたら。そんな思いからひょっこり生まれたあれやこれやを、ここに書きとめています。
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星よ、きてください ~朗読映像劇と讃美歌~
演劇集団LGBTI東京のクリスマス配信にことしも参加さてもらえました あれは流星群の最後のきらめきだったのでしょう 十一月の朝まだき 暗い北の空に流れる星をぼくは見ました 「星よ、きてください」 そんな名まえの脚本を製本したあくる朝のことでした ほんとに星がきてくれたので、これはきっとうまくゆくねと、消えていった光のひとかけらに感謝をささげたのはいうまでもありません 映像作品じたての「星よ、きてください」につづき流れるのは、うまれたての讃美歌「星を呼ぶ」 この讃美歌は、ロザリオを繰るように奇蹟の珠玉がつらなり、ぼくの詩がメロディーに乗って曲になったもの 朗読劇と讃美歌 見てくれたひとの心へ、雪ほどにきよいプレゼントが届きますように
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神さまぼくは
あなたの心にも細くて痛い、枝のようなものが刺さってはいませんか 枝の姿はさまざまです 現在の病気、過去のあやまち、いつまでも克服できないつらい苦しみ…… こんな枝、ひっこぬいてよ! きっと、天を仰いで祈ったことがあるでせう けれどその痛みは、ひとが思いあがらないように神さまが送ってくれた、弱さというめぐみです 弱さをめぐり、自分と自分のまわりのひとたちは、考え、なやみ、おこないます 神の力が働くのは、それらが愛をもとにしているときのみです 愛をもとにする人々の放つ光は、吸いあげられ、上のほうでひとつにまとまり、不完全の完璧という、いとしい光になって輝きます わたしたちはその光のさなか、照らされた本当の自分を見ます 自分のいちばん深いところに待つ神に逢う瞬間です 「神さまぼくは」 ことば 福音浩一郎 絵 マリア・ボーゲン どうかごらんください