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そこに何があるんだろう

先日、友人から長崎旅行に誘われました。その目的はある場所に行くことでしたが、それは横に置いておいて、長崎に行くのだったらここに行きたいと強く願った場所

そう、端島(軍艦島)です

今、端島のドラマをやっているからとかではなく

この旅行の計画を立てたのも、ドラマが始まる何ヶ月も前でしたし

では何故私が端島に行きたかったのかをお話しします

それは、私がかつて端島の存在を全く知らなかった時のこと…

不思議な夢を見たんです

夢の中では、コの字型にレイアウトされた5階建くらいのコンクリート色の集合住宅があり、その中庭には子どもたちが遊んでいたり、女性が歩いていたり、生活感がありました

その団地のようなところには、幼稚園や学校、郵便局、映画館など、生活に必要なほとんどの施設が全てあるようでした

私はその団地から少し外に出たゆるい坂道に立っていて、その坂道の右側には高い塀がありました

そこは塀に囲まれたひとつの町でしたが、かといって、刑務所のようなところではなく、その町に住む人たちは全て同じ会社で働く従業員とその家族で、塀に囲まれているにも関わらず、人々は幸せに暮らしているように見えました

夢から覚めた時、私はどこにいたんだろう?そんなとこはないよな〜
どうしてそんなシチュエーションの夢を見たんだろうと不思議に思っていました

とても短い夢でしたが、とても印象に残る夢でした

それから何年か経って、端島が世界文化遺産の構成要素のひとつとして登録され、それがTVで紹介されていた時、私は初めて端島の存在を知り、当時の様子を映像で見ました

驚くことに、私が夢で見た団地はTVに映る端島の30号棟そのものでした

なぜ見たこともない、その景色とその町の背景を夢で見る事が出来たのか、その謎が知りたくて、私は端島に向かいました

端島は閉鉱して50年、天候によっては上陸出来ない日もあります

けれど、幸いにこの日の天気は上々で暑いくらい

無事に上陸する事が出来ました!

私と端島にどんな関係があったのか、現地に行けば、何か分かるかなとドキドキしていましたが、その謎は解けないまま…

また機会を作って再び訪れたいと思っています。

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