2024/10/21_#762_東京都が豊かなのは幻想
病院薬剤師→医療マーケティング→メディカルコールセンターへ転職しました。
地方が貧しくて、東京が豊かであることはもう幻想でしかないという内容でした。
この放送を聞いて考えたことを書きます。
放送でも紹介されていましたが、47都道府県別の可処分所得-基礎支出のデータを自分の目でも確かめました。
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001384141.pdf
確かに可処分所得が東京都では多いですが、それ以上に基礎支出が高いです。
そのため、手元に残るお金が少ないです。
沖縄件も可処分所得-基礎支出が少ないですが、可処分所得が少なく、基礎支出も少ない、可処分所得が最低だから手元に残るお金が少ないです。このように、都道府県別で状況が違うことがわかりました。
経済的豊かさは以下の計算で数値化されています。
経済的豊かさ=可処分所得-基礎支出
経済的豊かさを大きくするためにはいくつか方法があります
可処分所得を大きくする
基礎支出を小さくする
東京都では、基礎支出が小さくなれば経済的豊かさは大きくなります。一方沖縄県では、可処分所得が大きくなれば経済的豊かさは大きくなります。
各都道府県ごとで状況が違うのに、国会議員が一律で地方創生といってお金をばらまいても効果が薄いのは当たり前だと思います。
そのため、各都道府県ごとに権限を移譲して、各都道府県ごとにあった政策を展開したほうがまだいいと思います。
一時期、道州制が話題になりましたが、今こそ道州制を導入して、それぞれに自治権を与えて政策を行うようにしたほうがいいです。
今回のデータを見て、国土交通省からデータが出ているのに、なぜ政策に反映させられていないのかと疑問に思いました。
一般的な企業ではありえないです。一般的な企業では成果を数値で図り、それに応じて企業の取るべき行動が変わってきます。
成果につながるようなデータを無視して、自分勝手に行動していることと変わりないです。
政策に反映していない原因としては、国会議員の関心がないのか、選挙の票を失いかねない方向性に政策を持っていくおそれがあるからなのか、データをきちんと見る、考える能力がないのかなど考えられます。
地方創生でばらまくより、きちんと数字をみて政策判断してほしいと思います。