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2024/07/06_#654_薬学部は産官学連携できていない
病院薬剤師→医療マーケティング→メディカルコールセンターへ転職しました。
今回の放送では、人口動態と出生数、大学生はなぜ学ぶのかについてでした。
国で、女性に子どもを生むように仕向けたり、大学生に国際競争に勝つために学ばせるように仕向けたりするのは、おかしいということでした。
自分のことに当てはめて考えてみました。
今回の放送で、産官学の連携が不十分であるとのことでした。
薬学部について考えてみます。
薬学部が乱立している中、ほとんどの大学は、産官と連携できていないと思います。
自分が大学生のとき、よく産官学連携と叫ばれていました。
ふたを開けてみると、結局産官学連携はされず、個々で動いている感じがすごくしました。
産である企業は、自分自身の経営で一杯一杯だし、官である国は、薬学部を乱立しているし、学である大学は、薬剤師国家試験の合格させるための予備校と化しているしでまったく連携がないです。
ごく一部の企業では寄付講座などをしていますが、全体としてみると産官学連携の効果はいまひとつです。
大学がたくさんあるのに、医薬品開発に関しては、海外のベンチャー企業から医薬品のシーズを買うことが多いと感じています。国内で医薬品のシーズを見つけて開発することは少なくなってきています。
もう少し大学と企業が連携して、大学でシーズの発見、医薬品開発を進めてもいいのではないかと感じています。
また、病院を併設している大学であれば、治験に大学の講義、研究で関わるなどしてもいいのにと感じます。
他にも、販売された医薬品に関する使い勝手やイメージの調査を大学側で研究の一環で行えばいいのにと思いました。
大学側が行わず、医療マーケティング会社に仕事が流れている現実があります。
そういったことを大学のときに経験させて、将来のキャリア選択に活かすことはできないのかなと思いました。
今のところ、薬学部卒業生の最初の進路は、調剤薬局か病院かMRかのほぼ3択になっています。
国の方針がいまいちなので、国主導でやることはもうやめたほうがいいのではないのかなと感じています。
それよりももっと他のことに注力すればいいのにと感じます。