
2024/11/24_#796_百貨店の稼ぎ口
病院薬剤師→医療マーケティング→メディカルコールセンターへ転職しました。
今回は、stand.fmを聞いていて気になったことがあったので、そのことを書いてみます。
stand.fmでの放送の本題ではないのですが、百貨店・デパートの友の会というものを話していて、気になったので調べました。
複数のコースに分かれていますが、結局のところ、現金を定額で毎月積み立てるとボーナスで1ヶ月分追加されて使えるというシステムでした。
例えば毎月5万円積み立てると、12ヶ月後には1ヶ月ボーナス込みで65万円がお買い物カードにチャージされる仕組みです。
利回りを考えると5万円÷60万円×100=8.3%/年です。
投資信託は大体4~5%であるので、単純に比較すると高いです。
なぜこんな高い利回りが可能なのかを考えてみます。
お買い物カードにチャージすることが必須で流動性が低い
買い物できる場所が三越・伊勢丹グループに限定される
個人情報の登録をさせて、顧客リストの作成に間接的に関与する
上記の内容が考えられました。
まず、通常の現金と異なり、お買い物カードという媒体に固定することで、流動性が悪くなります。
流動性が悪いほど、リスクを抱えるので、利回りが良くなります。
また、使用できる店舗も限定することで、流動性が限定されるので、利回りが良くなります。
店舗側の視点に立つと、元本と少なくとも一人当たり5000円を稼いで返す必要があります。
元本以上に稼ぐ必要があり、そこはどこから着ているのか考えてみます。
お買い物カードを作るためには個人情報の登録が必要です。
この個人情報を利用し、顧客リストができます。このリストを使って営業して稼ぎ、百貨店として利益を出すのかなと考えています。
その利益分を元本+利息(1ヶ月分)の支払いに当てるものだと認識しました。
また、百貨店を利用する顧客層を見て、お金を集めているのかなとも感じました。
このお買い物カードはクレジットカード形式ではないです。プリペイドカード形式です。
百貨店を利用する顧客層を考えると、高齢者層が多いのかなと思います。
そういった顧客は、クレジットカードに抵抗があり、プリペイドカード形式なら受け入れやすいと想定され、それを利用してこの制度を作ったのかもと思いました。
また、優待制度もあり、提携施設も利用できるようです。
関連施設に誘導し、そこの利益を上げ、その一部を返済に当てているのかなと感じました。
普段は、お金の流れやどうやって稼ぐのかを考えないのですが、noteなどで発信をしていて、気になることが増えてきたので書いてみました。