2024/11/13_#785_マイナンバーと医療情報の統合を進めるべき
病院薬剤師→医療マーケティング→メディカルコールセンターへ転職しました。
マイナンバーに情報を紐づけて効率的に運用しないと、今後の行政サービスがうまく立ち行かないという放送でした。
自分もマイナンバーに様々な情報を紐づけて効率的にしてほしいと思っています。
この放送を聞いて考えたことを書きます。
マイナンバーと保険証を紐づけたのは良いことだと思います。
マイナンバーカード自体物理カードでちょっと持ち運びが面倒ですが、1枚にまとまるのでまだいい感じです。
おそらく今後はスマホのアプリに統合されていくのではと思います。
自分のキャリアは病院薬剤師からスタートしましたので、医療での活用場面を考えていきます。
保険証の機能も統合されているので、疾患の情報も適切に登録されてほしいと思います。
疾患の情報も登録されることで、ある疾患が実際どれくらいの患者数がいるかをデータで把握することができます。
現在、患者数は、調査をして統計学的に拡大推計をしています。
統計学的なデータなので実数ではなく、やはりばらつきがあると思います。
マイナンバーで管理できれば、実際の患者数を知ることができます。
患者数を把握できれば、それに合わせた政策の立案・実行が可能になると思います。
医薬品の生産計画も、実際の患者数を見通して立てることができ、無駄が少なくなるのではと思っています。
医学研究もマイナンバーデータから取得できるようになれば、やりやすくなると思います。医学研究の場合、今はレセプトデータなどを利用していますが記載の不備があるので、マイナンバーでやれば効率的かと思います。
お薬手帳もマイナンバーであるので、それをベースに各種調剤薬局のデータを作ればいいと思っています。
先に電子お薬手帳ができてしまったため、ベンダーが様々あり統合が難しいところです。
お薬手帳をつかった研究もグループ系列のデータしか手に入らず、難しいと思います。
また、電子カルテ自体のデータも各種ベンダーで異なり、それを統一化するのにだいぶコストがかかっています。
電子カルテはかなり情報としては有用であるので、そういったデータもマイナンバーに紐づけていけば、追跡調査などの医学研究に使えると思います。
ある政党では、紙の保険証に戻すなど、前時代的なことを発言するのではなく、現状をしっかりと見て発言してほしいと思います。