2024/08/11_#690_相手に伝わるのは、相手の属性に合わせる×フィルター機能が高いヒト
病院薬剤師→医療マーケティング→メディカルコールセンターへ転職しました。
stand.fmパーソナリティのみみこさんの放送で、言語化能力が高いから相手に伝わるということではないとのことを話していました。
この放送を聞いて考えたことを書きます。
相手に物事を伝えるためには、その物事を言語化する必要があります。
それを言語化能力と自分は定義しています。
相手に伝えるために、自分というフィルターを通して物事を言語化する作業が必要です。
例えば、物事→フィルター→言語という流れであると考えています。
相手に伝わるひと、伝わらないひとの差はどこにあるかと言うとそれぞれのフィルターの部分にあると思います。
フィルター自体は、それぞれの人が生きてきた経験などの要因で構成されています。
伝えたい相手もそれぞれ属性を有しています。例えば男性や女性、若者や高齢者などの属性があります。
それらの属性にあった言語化ができると相手に伝わると考えています。
ヒトはある程度思考で推測ができるので、たとえそのフィルターの目が粗くがうまく精製できなくても、その荒いものから大体のことをつかみ取り、伝わることができます。
ですが、思考で推測できる能力はヒトにより様々です。推測が難しく、真意が汲み取れないヒトもいれば、大体のことを聞いて真意を汲み取れる方もいます。
ただ、推測の範疇なので、話すヒトが意図しないことを推測してしまうおそれもあります。
相手に伝わる要因として大事なのはフィルター>ヒトの推測できる能力の順にあるのかなと考えています。
そのフィルターを相手に合わせて調節できるヒトが、本当に伝える能力が高いのではと感じています。
例えばお金(紙幣)について、相手に伝えるとすると、相手の属性によりどうやって伝えるか決まります。
小学生くらいであれば、物と交換するための券である・・・などと伝えると思います。大人であれば、日本銀行が発行したものであり・・・などと伝えると思います。
そういったフィルターを相手に合わせて変えられるヒトは、言語化能力も高いと思います。
言語化能力とフィルターを変えられる能力は別なのかなと感じています。
言語化能力が高い人は、様々な言葉を知っています。ただ、フィルターを変えられる能力がないと、相手に伝わらない言葉を発しているヒトと同じです。外国語を話しているのと同じになります。
言語化能力だけでなく、相手によってフィルターを変えられる能力を身に着けていきたいです。
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