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2024/12/23_#825_人生100年は生きられない

人生100年時代と言われていますが、自分はそんなに生きてはいないと思います。
せいぜい70歳で十分生きたといえると思っています。100年を自分の人生設計にいれることはおかしいと感じています。

voicyパーソナリティの中村淳彦さんの放送で、人生100年時代の嘘を話していました。

そもそも人生100年時代とはどこから着たのか気になって調べてみると、「LIFE SHIFT」の本が先のようです。

この本を引用して、政府では、人生100年構想会議が開かれているようです。

https://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/k_42/pdf/s3-1.pdf

この資料によると冒頭に以下のように書かれています。

海外の研究(リンダ・グラットンの著書「ライフシフト」で引⽤されている研究)を元にすれば、2007年に⽇本で⽣まれた⼦供については、107歳まで⽣きる確率が50%もある。

⼈⽣100年時代構想会議 平成29年11⽉ 内閣官房 ⼈⽣100年時代構想推進室

結局のところ、海外の引用文献で100歳まで生きる確率が50%あり、周りのヒトの人生が100年あると推定され、それをもとに考えているということです。

自分の母方の祖父母を見てきましたが、100年を生きることは容易でないと感じています。
医療が発達して、治療できる疾患が増えているなかでも、やはり100年となると体のあちこちから無理がきます。

機械のように無理が来た部分を取り替えることはできません。
ヒトはその無理を抱えたまま生きるしかないです。そうすると今までできたことが加齢とともにできなくなります。思考力も落ちます。

物事を判断し、自分で考えて決断することが難しくなります。
例えば、旅行に行くにしても、旅行の計画を立てる思考力、旅行に行くことに耐えられる体力が年齢を重ねると低下していきます。
足腰も悪くなるので、移動距離も健常なときと比べるとだいぶ落ちます。

100年の人生になるとしても、後半20~30年程度はまともに動けないです。

それならば、100年の人生設計をせいぜいなんとか動ける70年を人生として見立てるのがまだ良いのかなと感じています。
人生100年と考えてしまうことで、自分のやりたいことを先送りにしてしまううまい言い訳になってしまうので、それは避けたいと思います。


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