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2025/02/08_#872_バブル期の影響が終わるのは今
voicyパーソナリティの春木先生の放送を聞いて、今はバブル期の慣習が終わりつつある時代だと感じました。
現在、フジテレビの問題もありますが、これも結局のところバブル期の慣習を引きづってきた弊害が今になってわかってきたと感じています。
2025年は昭和換算でいうと昭和100年です。
こういった昔からの慣習はせいぜい続いても100年であると感じました。
自分なりにバブル期の慣習で今になって無理が出ていることを考えてみました。
豊富なヒトの数を使った人海戦術
バブル期は、団塊世代は40歳前後と推定され、その世代が働き盛りで数も多かったです。
数が多く、若い世代が仕事などを動かしてきました。
ただ、その仕事の動かし方の前提が、団塊の世代の人数基準として考えられていたように思います。
バブル期に道路や鉄道などの整備がさらに進み、全国各地で道路などが整備されてきました。
道路、水道管などのインフラを作るのはいいけれど、整備することのコストも考えていなかったようです。最近になり、それらの設備の老朽化が目立ちます。
道路の陥没や水道管の破裂が、以前よりも多くなってきているように感じます。
もしも団塊の世代の人数、人口増が続けば、社会インフラを整える体制が整っているので、問題なくインフラの維持ができます。
ただ、少子化が決定となったいま、社会インフラの維持は無理です。
自分は病院薬剤師として勤務していた過去がありますが、医療、病院でも、昔のような人海戦術は適応できないと感じています。
病院はまさに人海戦術の職場です。一人の患者さんに対して、複数名のスタッフで対応しています。
看護のシステムも人海戦術が基本となっています。
職場もバブル期のような人海戦術を引きづっているので、未だにFAXなどの過去のテクノロジーを利用しているし、一人ひとりにパソコンの付与はないし、アカウントの付与もなく、ITリテラシーが低いまま、業務を行っています。
医療保険制度設計自体も、バブル期のような人口増を前提としたものであり、今はむりやり制度を維持させています。
お金を投機目的で稼ぐこと、無駄に使うこと
バブル期では、お金があまりすぎるくらいに潤沢にありました。
その余りすぎたお金が土地などの投機につながりました。
また、お金を持て余し、無駄なことに使うことが多かったです。
団塊の世代は、そういったお金の使い方を引きづってきて、その弊害が今に来ていると感じています。
今、医療費は約46兆円(令和4年度)です。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/22/dl/data.pdf
上記の資料では、前年度と比べ、約1.7兆円増え、割合として3.7 %増加です。
こういった医療費の増大もバブル期のお金の無駄に使っていた名残だと感じています。
だいぶ昔に高齢者に対して医療費が無料だったこともあります。
また、グリーンピアなどの施設を全国各地に建て、結局効率よく使われないまま、多大な損失を出しました。
バブル期でのお金に対する使い方が変わっていれば、無駄に膨大なお金を使うこともなかったと感じています。
その膨大なお金を投機ではなく、投資で運用していれば、今よりも医療費も圧迫もなかったのではないかと感じています。
まとめ
バブル期のときの良かった影響をいつまでも引きづってしまうと、将来大きな問題となって跳ね返ってくるように感じました。
1つの仕組み、時代が終わるのは100年くらいかかりそうだと感じました。