Ⅰ型寄りなⅡ型の躁鬱
双極性障害Ⅱ型とADHDの診断が出て1ヶ月が経った。
精神科の先生からお勧めされた双極性障害に関する本によると、
★Ⅰ型は躁状態のときにギャンブルや暴力で人生が破滅しがち
★Ⅱ型は躁状態は少し調子が良い程度で鬱状態が長い
という特徴があるらしい。
ただしADHDも併発しているためか、自分としては上記の型にはハマっていない感じがする。
躁状態のときは、人生を破滅に追い込むまではいかないものの、唐突に思い切った行動を取りがち。
「少し調子が良い」という言葉は全然しっくりこなくて、ブレーキの効かない車みたいになる。
ゴールド免許で、事故も起こさないし、周囲を見ながら安全に走っているつもりで、実は法定速度をぶっちぎっている感じ。
でも、その躁を上手に乗りこなしてきたと思う。
最たる成果は結婚と家づくりだ。
いつかそれぞれ詳しく書きたいと思うので詳細は省くが、結婚(挙式含む)も家づくりも、実際に完遂してから「このタイミングで大正解だった!」と思う出来事があった。
もしかしたらどんなタイミングで実行したってそんなふうに思うものなのかもしれない。
それでもいい。
躁鬱という観点からみて大切なのは「後悔しないこと」や「周囲に迷惑をかけないこと」。
結婚も家づくりもある種の大きな博打だし、真剣にじっくり検討したって後悔する結果に終わる場合もある。
それこそ莫大な負の遺産になることもある。
けれど、運が良いことにわたしはこれには当てはまらなかった。
夫と結婚から4年半、家が完成してからは3年ちょっと。
毎日と言ったら大袈裟かもしれないが、日々「この人と結婚してよかった」「この家に住めて幸せ」と思いながら過ごすことができている。
鬱状態で休職することになっても不安定にならずに前向きでいられるのは、この夫がいてこの家があるおかげとすら思っている。
躁もADHDもわたしの運や才能の一部で、失くしがたい大切なもの。
ただし鬱は困りもの。
これからも真摯に向き合って、長く付き合っていこうと思う。