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CTOをバトンタッチしました!

こんにちは。スマートフォン向けゲームを企画開発しているf4samuraiで、CHROをしている松野です。

3月末をもって、14年間務めたCTOを退任しました。

面白いかなと思って、全社懇親会の乾杯の挨拶で突然発表したら、
「え…冗談なの?…何なの?」みたいな空気になってしまい、その後の「これからはCKO(Chief Kanpai Officer)として頑張ります!」というジョークが届きませんでした。
良き思い出です。


CKOの役割を全うしています

CTOをバトンタッチするまで

「CTO」という肩書きは創業当初からつけていましたが、最初は特に思い入れもなく、 創業者3人で話していたときに「CxOってなんか格好いいよね!」というノリでつけました。

金は代表だったのでCEO、田口は事務手続き全般をやっていたのでCOOとなり、僕は3人の中では一番技術に明るかったのでCTOをもらいました。
とはいえ他のメンバーがいるわけでもないので、創業からしばらくはサーバの構築やプログラミングにとどまらず、オフィスのインターネット開設やLANケーブルの配線、無線LANの設置、メールサーバの設定、会社HPの準備など、ITに関することは何でもやりました。

オフィスのカーペットをはがすのが上手くなりました

時は流れてメンバーも増えまして、僕より技術に詳しいメンバーも入社してきました。そうしたエンジニアメンバーのキャリアアップを考えたときに、僕がいつまでもエンジニアのトップにいては組織が硬直化してしまうと考えるようになりました。
ただ、単に辞めるならいつでもできるけど、ある程度組織の体制やその役割が整理されないと後を引き継ぐ人が困るだろうなぁとも思っていたので、そこまでは責任を果たそうと決めました。

数ヶ月前から、人事メンバーが主導して会社の体制図作りに取り組みました。その議論の過程で、リーダーのポジションや役割が整理されていき、今この変化のタイミングがバトンタッチするのに一番良いだろうと判断しました。

とはいえ、最終的に決断したのは3週間前くらいです。
ほか二人の創業役員にも相談し、承諾を得たためCTOを交代するに至りました。次期CTOの森本さんには、発表の3時間前くらいに伝えました(直前ですいませんでした)。

二代目CTOの森本さんについて

森本さんとは前職でも一緒に仕事をしていまして、最初に出会ったのは十数年前になります。

前職のころから森本さんの技術力があることはよく知っていて、そのため会社を立ち上げた後に声をかけた経緯もあります。
入社後は負荷分散の仕組みをはじめとして、ゲーム全体のアーキテクチャ設計に携わってこられました。

数年前から森本さんには技術戦略チームのリーダーになってもらったり、新規タイトルを作る前の技術的課題の解消や、エンジニア勉強会の主催、エンジニアメンバーのとりまとめなど、CTOとしての役割を少しずつお願いし、体制が変わってもスムーズに移行できるよう配慮したつもりです。

森本さんとは、以前会社の採用ページで対談もしましたので、よければご覧ください。

CTO森本さんからのコメント

二代目CTOの森本です。
2014年に入社してから、サーバサイドを中心にエンジニアリング全体を見てきました。

CTOの交代については会議と会議の間の入れ替わりのスキマ時間に「森本さん4月からCTOね」と伝えられました。あまりにもカジュアルな感じだったので「あっ、はーい」ぐらいの返事しかできなかった記憶があります(笑)。
とはいえ、その感じで引き継ぐことができるぐらいには、すでにCTOの役割のほとんどを任せていただけていたと言えるのではないかと思います。

元々は生粋のエンジニアで、組織化・組織力強化のようなことにはあまり興味はなく(エンジニアが皆が皆そうではないでしょうが)……組織については初代CTOの松野さんを含む役員陣にお任せで、あくまで一人のエンジニアとしてのキャリアを歩んできました。

自分の目や手が届く範囲においてはそれでも問題はなかったのですが、個人としてプロジェクトに所属していると、他プロジェクトの技術的判断に関わりづらかったり、社内で車輪の再発明が起きていても改善の動きが取りづらいと感じるようになりました。

そして次第に、「白兵戦をやっていても未来はない。f4samuraiのエンジニアチーム全体で、組織として戦える集団にならなければならない」と考えるようになりました。それから数年経ち、いくぶんは組織化がなされてきたかなというタイミングでのCTO交代となりました。

交代自体はなにかのスタートでもゴールでもなく、f4samuraiが組織で戦えるようになる過程の一つの要素でしかないと考えています。
4月からCTOになりますが、引き続き現場にいます。もっと組織が活性化すればCTOの業務で手一杯になって現場から離れることになるかと思います。

その現場を離れることが2代目CTOのゴールと個人的に定めています。そしてそのときは誰かにCTOを譲って現場に戻るつもりです。それまでに力不足で交代にならないよう、全力で取り組もうと思っています。

まとめ

ということで、4月から僕は引き続きCHROとして組織を良くする活動により邁進していきますので、よろしくお願いします!

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