‼ヘアスタイルチェンジ‼～とうとう脱毛がはじまった～

2020年6月6日 22:50

抗がん剤治療がはじまって約3週間が経過。
主治医からは「副作用として脱毛は必ずあります。覚悟しておいてね」
と言われた。
そのほかの副作用は人によってあったりなかったり。。
というのに対して、脱毛はほぼ　もれなく　らしい。

2週間が過ぎた先週は脱毛の気配は一切なかった。
あれ？　もしかして私『脱毛ない群』？　とか思ってたのですが・・

とうとう脱毛がはじまった。

3週間まもなくというある日
朝起きて寝ぐせの髪を直していたら。。
少しまとまった（10本程度）髪の毛が洗面台に・・・
ガーン　やっぱり来たか・・
やっぱり私も『脱毛あり群』だった。
テレビドラマとかでよく見る髪の毛がまとまってバッサリ抜けるという状態ではないけど
髪の毛を触る度に髪の毛が少しづつ落ちていくのはやっぱりショック。
まっ　これも向き合ってすすむしかないね。

治療前に脱毛にむけて３つ準備をした

１つ目は　『髪を短くすること』

脱毛が始まった時、長い髪が抜け落ちるのよりも
短い髪が抜け落ちる方がお掃除も簡単だしヘアケアも楽かなと思った。
これを意識して髪を切ったのは
3月中旬　まずは前髪と後ろを短くカット
5月上旬　ウイッグをつけることを前提に更にベリーショートにカット
だんだん短くなって　髪の毛を洗うと学生男子みたいな感じ（笑

２つ目は　『ウイッグを早めに準備すること』

治療の始まる前のかなり早いタイミングで
ウイッグの事を色々調べた。
私の住む松江にもいくつか店舗があって、
病院から紹介してもらった店舗などにサンプルの試着や説明を聞きに行った。
まるで美容院でおしゃれウイッグを選ぶように楽しんでみた。
脱毛がはじまってから探すのでは気持ちも全然ちがうし。。
脱毛という実感のない時に、気分転換的なでウイッグを選ぶのはたしかに楽しかった。
選択としては、
これまでとほぼ同じスタイルの安全型　と　やったことのない色や髪形への冒険型
せっかくなら冒険したいと思ってはいたけど、初回はやっぱり無難な安全型を選んでしまう。
髪の毛もかなりショートにしたし、早くからウイッグに慣れておこうとおもって
比較的ナチュラル系の髪型を選択してみた。

実は・・オンラインミーティングなどで既にウイッグデビューしてるんですけど（笑
多くの人は気が付いてないと思われる・・・
いや　気が付いていても気を使って言えないですよねぇ。それはそれ！！
ウイッグにも慣れてきたら、冒険型の髪型にチャレンジしてみたいなと。。
みなさん　驚かないでくださいねぇ～

３つ目は』『乳がん化学療法時の頭部冷却の臨床試験に参加すること』

抗がん剤（化学療法）は体内に急速に分裂するすべての細胞を標的にすることで効果が発揮されるので、
当然　正常細胞も標的になるので副作用がでるということ。
毛母（毛の根元）細胞は体内で2番目に分裂が早い細胞らしく、ほぼ確実に脱毛はあるとのこと。
主治医や看護師さんからは、何度も何度も事前に言われた（汗
それなりに覚悟しておかないとショックが大きいと思われているらしい。

このダメージを頭部冷却を行うことにより軽減するもの。
抗がん剤投与中に頭を―4℃に冷やすキャップをかぶって毛の根元のダメージを軽減して脱毛を防ぐもの。
‼マイナス４℃‼　真夏の『ビール冷えてます』より低いじゃないか（笑

脱毛が100％なくなるということではなく、あくまでも軽減。
まだ臨床試験段階なので必ず効果があるということではない。
さらに治療後の再生にいい影響（脱毛したあと髪の毛の再生が早いなど）について評価されるとのこと。

2019年3月に日本でも承認された英国のPAXMANの冷却装置は、臨床試験の段階で保険非適用。
費用もかかるし、治療の時間も2倍以上になる。
そして　なんだか「どこかの真理教」のようなキャップをかぶって　マイナス4℃！？　
果たして耐えられるのか？？　
色々考えたけど　やれるものはやってみよう　という選択。

主治医の方に相談して、辛かったら途中でドロップアウトしてもいいですよね？という確認をとってから
臨床試験への同意した。

初回は初めてで恐る恐るで、そんなに苦痛はなかった。
2回目は後半になると頭や顎のベルトに締め付けがちょっと辛かった。。
数時間の投薬と頭部冷却は個室でテレビやビデオとかも見られる環境。
スマホのビデオや瞑想の音声とかを聞きながら気分を変えてみたりしている。