悩んでもがいた時期をいつの日か、あの時期があったからと言えるように
青年期、成人期、アイデンティティ、モラトリアム、、、、
最近、僕が知った言葉です。
どうやら、数年間悩んでいた
自分は何がしたいんだろう?
あれ、めちゃくちゃ迷走してる??
何をしていても楽しめないだけど、、、
といった感情や感覚は、
自分とは何か、
それの答えを必死に見出すためにもがいていでた感情や感覚でした。
僕は、僕のアイデンティティの形成を数年間かけてやっていたことを最近知りました。
アイデンティティとは
自分が自分であるという感覚
これが私だという感覚のことを指します。
僕の感覚としては、自分を見つめ直して見出した
自分の価値観や得意なことが少し理解できて、進む方向性が決まって、自分の判断基準が定まって、
前の自分と比べて、
落ち着いていて少し自分に期待しているワクワクしている感覚。
この感覚を持つまでに僕は、4年くらいかかりました。
何したらいいかわからないを先延ばしにしていた時期を踏まえると10年くらいかかってると思います。
僕の青年期と成人期
僕は今まで、何かしら選択をしなければいけない卒業のタイミングで
必ず、ラグビーが選択肢にありました。
(中学、高校、大学とラグビーができる環境を選びました)
それは、ラグビーが好きだから、続けたいから、上手になりたいから
本当にそうだったのか、、、
きっとやりたいことが他に見い出せず、今までやってきた、ある程度できるものがラグビーだったからで、それを取ってしまったら何もなくなってしまうのが怖かったからだと思います。
大学は、関東大学リーグに所属する強豪校の一つとして考えられているチームに入りました。
そこで、自分の実力とラグビーに対する情熱の大きさを知ることができました。
大学を卒業するタイミングで
ラグビーは選択肢にありませんでした。
そして、社会人になり新しい世界に行き、
知らないことばかりでひたむきにやっているなかでも、目標を見失ってしまいました。
僕は、社会人2年目の23歳で自我同一性の拡散の状態にいました。
僕の迷走期
23歳から27歳初期までは僕の迷走期です。
僕は社会人2年目から、会社に不満を持つようになりました。
・仕事のやりがいのなさ
・誰でもできて、納得できる意義を誰もが説明できない仕事
・自分の人生の時間を、この仕事に使っている自分の人生を無駄遣いしている感覚
・この時間を積み重ねてできる将来の自分、、、怖すぎ
その都度自分に問いました。
「じゃあ自分に何ができるの?」
「何かしたいことあるわけ?」
「ないなら、このままでいいの?」
「転職する?同じじゃない?」
どうしたらいいかわからない状態①になりました。
それから、留学という道を決め、僕はモラトリアム①に入りました。
目標が決まると、前向きになれ、行動にも現れました。
僕のとった行動は、朝早く出社して、夕方残ってやる仕事を朝にやることでした。
これをやることで、
・朝はほとんど会社の人がいないため仕事が進む
・勉強の時間を確保するために必須の定時退社を獲得
・定時退社をすることで、「この後飲み行かない?」が物理的に発動できなくなり、浪費を回避
・朝と帰りが早いので、電車が空いてる
と、結構いいことづくめでした。
明らかに、行動パターンが変わったので噂にもなりましたし、ノリが悪くなったみたいな感じにもなりましたが、結構気にしませんでした。
そして会社を退職し、実家に帰省しました。
留学まで1週間と迫っていた時、海外渡航が禁止になりました。
コロナウイルスはじわじわと広がり状況も都度確認していたので絶望することはなかったです。
僕はすぐに実家を出ました。
留学するつもりでいたので同じような状況を選ぼうと、住み込みのバイトをしました。そこで農業を3か月。共同生活もしました。
農業が終わり、住む場所を変えました。
お財布と相談して、経験値を稼ぐ目的でシェアハウスに住みました。
そこでニートを計3か月しました。
この時期にふたたび自分は何をするのか改めて問い直すことになりました。
このニート時期がとてもつらく、時間を無駄に捨ててるような感覚になり、そして、
どうしたらいいかわからない状態②になりました。
とりあえず、仕事をしよう、と
もともとできるようになりたかった電気工事の仕事を始めました。
仕事をすることで、時間をお金に変えることがで、少し落ち着くことができました。
自分と向き合う時間を持てました。モラトリアム②に突入しました。
あの時期
そして今、
自己理解プログラムを経て、
自我同一性の達成の状態になりました。
今まで悩んでもがいていた「広い探求」は
これから「深い探求」へと段階を上げ
僕は僕のアイデンティティを発達させていきます。
2か月前、高校の同級生の結婚式があり、帰省しました。
そこで、親しい友人と久しぶりに吞みました。
友人は今年、プロリーグに参加している企業のトレーナーにつき、夢を叶えました。
夢を実現するまでの道のりは、簡単ではなく、
彼は高校を卒業するタイミングで進路についてかなり悩んでいたようです。卒業後の自分がわからなくなり、不安で泣いたこともあったそうです。
僕はその話を初めて聞きました。
彼は、僕が社会人になって体験したことを、高校卒業する時期に体験していました。
そのあと、自分の状況を話しました。
友人は言ってくれました。
今まで悩んでもがいた時期は、きっと無駄じゃない。
あの時期あったから、いまこうして夢を叶えられている。
説得力ありすぎて、、その日はめちゃくちゃいい日になりました。
僕もいつかあの時期があったからと言えるように。