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【イギリス】 Kew Gardens - 世界遺産の広大な王立植物園


はじめに

本 note は2024年9月に、日本から来た私の家族が6泊7日で過ごしたイギリスの思い出 兼 観光案内記 の一部を抜き出したものです。案内記の初日はこちら↓

友人の結婚式の会場として使われていたので、キューガーデンには一度行ったことがありました。とはいえ、その時は ほとんど見て回ることはしなかったので、実際に観光するのは私も初めてでした✌

Kew Gardens の場所

ロンドンの高級住宅地、Richmond (リッチモンド) 地区にあります。交通の便もよく、訪れやすいです。

[バス]
・Route 65: Elizabeth Gate / Victoria Gate / Lion Gate の近くに停まります
・Route 110: Elizabeth Gate の近くに停まります

[電車]
・Kew Bridge station:  Elizabeth Gate via Kew Bridge から800 m の距離です
・Richmond station: 駅から Route 65 のバスに乗る必要があります

[地下鉄 (tube)]
・Kew Gardens station (Zone 3): Victoria Gate から 500 m の距離です

なお、キューガーデンにはロッカーがないので、もし大きな荷物を持っている場合は近くの荷物預かりサービスを利用すると良いと思います↓

Kew Gardens について

キューガーデン (正式名称: Royal Botanic Gardens Kew - ロイヤル・ボタニック・ガーデン・キュー) は、ロンドン南西部リッチモンドに位置する世界的に有名な植物園です。

2003年にユネスコの世界遺産に登録されました。その歴史は、18世紀にジョージ3世の母、オーガスタ王太后によって設立された「キューハウス」と「リッチモンドガーデン」に遡ります。19世紀には、植物学者ジョセフ・フッカー卿らの指導のもと、植物学研究とコレクションの中心地として発展しました。

見どころ

  1. パームハウス (Palm House)
    ビクトリア朝時代の温室建築を代表する建物で、熱帯植物が展示されています。ここでは熱帯雨林の植物を見ることができます。

  2. テンペレートハウス (Temperate House)
    世界最大級の温帯植物用の温室で、希少種や絶滅危惧種を含む植物が育てられています。

  3. 日本庭園 (Japanese Landscape Garden)
    和風の庭園で、伝統的なデザインと現代的な要素が融合しています。

  4. グレート・パゴダ (Great Pagoda)
    18世紀に建てられた中国風の塔で、最近修復され再び一般公開されています (冬の時期は公開中止となっています)。

  5. シャーリー・シャーウッド・ギャラリー (Shirley Sherwood Gallery of Botanical Art)
    世界で初めての植物画専門のギャラリーで、美しい植物画を楽しむことができます。

  6. ウォータリリー・ハウス (Waterlily House)
    熱帯性スイレンが育つガラス張りの建物で、夏に訪れると特に見応えがあります​。

※ ChatGPT によってサマリー生成後、微調整

入場料 (2025年1月現在)

ピーク時とオフピーク時によって値段が変わります。

ピーク時 (2月1日から10月31日まで)

  • オンライン

    • 平日: £20 (£22 with donation)

    • 土日祝日: £22 (£24.50 with donation)

  • ゲート

    • 平日: £22 (£24.50 with donation)

    • 土日祝日: £24 (£26.50 with donation)

  • 16時以降の入場 (5月1日から10月26日の間でゲート支払いのみ)

    • £10 (£11 with donation) at the gate only

オフピーク時 (11月1日から1月31日まで)

  • オンライン

    • 平日: £12 (£13.50 with donation)

    • 土日祝日: £14 (£15.50 with donation)

  • ゲート

    • 平日: £14 (£15.50 with donation)

    • 土日祝日: £16 (£17.60 with donation)

写真たち

キューガーデンはあまりに広いので入口が何個もあります😆 下のマップの青い4箇所です (Victoria Gate / Elizabeth Gate / Brentford Gate / Lion Gate)。

サイトによりブレがあるのですが、120ヘクタールを超える広さです😲 いつもあまりピンとこない東京ドーム換算だと、約26.7個分です笑

Map of Kew Gardens © RBG Kew

私たちは Brentford Gate から入場しました。まず向かったのは Victoria Gate & Cafe です。というのも、広大な庭を歩いて周るのは大変すぎると思い、"Kew Explorer land train" に乗ろうと思ったのです。

この Kew Explorer に乗るには Stop 1 の Victoria Gate で添乗員からチケットを買う必要があります (1日乗り放題: 大人1人 £6.50 - 2025年1月現在)。

Victoria Gate に向かうまで

広すぎる
花を愛でながらゲートへ

あまりに方向音痴すぎて、何故か Elizabeth Gate に到着したのですが、気を取り直して Victoria Gate へ向かいました😂

ここはどこ?
奥に見えるのが The Hive なので、きっと Broad Walk を歩いています😬
The Orangery に着いたので、完全に逆方向に歩いていました😂
再度気を取り直して Victoria Gate へ😂
Palm House が見えてきたので、ようやく目的地近くです😇
左のアート作品は Marc Quinn によるものです
左奥に見えるのは The Botanical Brasserie です

Kew Explorer で まずはぐるっと1周🚌

なんとか Victoria Gate に着き、無事に Stop 1 でチケットを購入しました😂 ちょうど Explorer が出発する時間に間に合ったので、そのまま乗ってガーデンをとりあえず1周することにしました👌

Stop 2: Temperate House
Sneak Peak: あとでランチをすることになるレストラン👀
Great Pagoda
(多分 Stop 3: The Japanese Gateway の近く)
広すぎる🤣
(多分 Stop 4: Natural Area)
Stop 5: Brentford Gate
Stop 6: The Orangery
Stop 1: Victoria Gate

Stop 1 まで戻ってきたので、一旦トイレ休憩を挟みました。Victoria Plaza Café で軽食にしようと思っていたのですが、家族の反応がイマイチだったので、レストランに向かうことにしました😂

Pavilion Bar and Grill でランチ

Stop 1 から Stop 2 までは今回は歩いていくことにしました。

The Ruined Arch
Folly trail の13番です
リスもちょろちょろしています🐿️
わかりにくいけど到着👌

Pavilion Bar and Grill は四季折々の自然を楽しみながら食事ができるレストランです。このレストランは、キューの広大な樹木コレクションであるアーボレータムの中心に位置し、床から天井までの大きな窓や広々とした屋外テラスから美しい景色を眺めることができます。

また、中央にオープンキッチンを備え、シェフたちが新鮮な季節の食材を使って料理を準備する様子を間近で見ることができます。特に、キューガーデン内で採取された食材や、環境に配慮した木炭を使用して調理された料理が特徴です。

※ ChatGPT によってサマリー生成後、微調整

と、素敵な感じで紹介されているのですが、実際はそこまで特別な感じはしなかったです😂

それでは、オーダーした料理たちです↓

Chicken Caesar Salad (Main): £18.50
連日の観光付き合いで野菜不足を実感したため私が選択 笑
Poached Salmon Nicoise (Starter): £12.50
家族が↑と↓をシェアして食べていました
Cheese Burger (Main): £17.00

料理に加えて、ビールを2本 (330 ml) と白ワインをグラスで2杯いただいて、合計 £79.80 でした🤔 ちょっと (お酒が) 高めな気がしますが、美味しかったので良しです😎

Temperate House

お腹を満たした後は、レストランの近くにあった Temperate House (テンペレート・ハウス) を見に行くことにしました。先に記した「見どころ」の1つですね👀

テンペレート・ハウスは、キューガーデン内にある世界最大のヴィクトリア朝時代の温室で、2018年に5年間の大規模な改修を経て再オープンしました。

この温室には、アジア、オーストラレーシア、アメリカ、アフリカなど、世界各地の温帯地域から集められた約1,200種、3,000本の植物が展示されています。

特に、セントヘレナ島やピトケアン諸島、フアン・フェルナンデス諸島など、地球上の最も遠隔地からの絶滅危惧種や希少植物が多く含まれています。

テンペレート・ハウスは、キューガーデンとその世界中のパートナーが、野生で絶滅した植物や希少な植物を保護する取り組みを紹介する場でもあります。

この広大なコレクションは、気候変動、生物多様性の喪失、食料安全保障など、世界が直面する重要な課題に対する解決策を見出す手助けとなる可能性があります。

※ ChatGPT によってサマリー生成後、微調整

いざ中へ😎

Held by Desire (2017 - 2023)

↑は葉が枯れた木に見えるのですが、これもまた Marc Quinn による作品です。なんとブロンズで精巧に出来ています😲

このアート作品の周りには、実際の植物が展示されていて面白かったです。

日本の侘び寂び、盆栽👏

他の部屋に戻って色々と見ていきます↓

天井がかなり高いです!
今度はヒマラヤの植物が育てられています
上に登れました👀
天気も景色も良
こんな感じで上に行ける螺旋階段があるのです
ほんと丁寧に管理されています👏

テンペレート・ハウスも隈なく見終えたので、次は近くの Great Pagoda まで歩いて行ってみることにしました。

Great Pagoda

地図上でみたら、なんとなく近い感じがしたのですが、全くそんなことはなかったです😂

奥の方に Temperate House が見えます😂
ということは到着!
(鬼の逆光)

キューガーデン内にある「グレート・パゴダ」は、1762年にウィリアム・チェンバーズ卿によって設計され、オーガスタ王女への贈り物として完成しました。

この10階建て、高さ約50メートルの建築物は、当時のヨーロッパで流行していたシノワズリ様式の代表例とされています。

2018年の修復工事により、当初の姿であった80体の龍の装飾が復元されました。これらの龍は、3Dプリンティング技術と手彫りの技法を組み合わせて再現されています。

パゴダの頂上までの253段の階段を登ると、ロンドン市内を一望できる素晴らしい景色が広がります。

※ ChatGPT によってサマリー生成後、微調整

折角なので登ろうと思ったのですが、追加で課金する必要があったのでやめました😒 そこまで安くない入場料を既に払っているのだから、無料にしてほしいけど、そうすると登る人も増えてメンテナンス費用が多くかかるようになるんですかねぇ🧐

無事、グレート・パゴダも間近で見れたので、(きっと) 近くの Japanese Gateway を目指すことにしました😂

Japanese Gateway

ほんとに近いのか疑いながら歩きました笑

雰囲気が広い

Japanese Gateway は確かにそこまで遠くなく、比較的すぐに到着しました。

京都、西本願寺の「勅使門」のレプリカ

この勅使門を中心に、平和の庭、活動の庭、調和の庭の3つのエリアで構成されていたようでしたが、この門を見て満足したので気付かずしまいでした😅

Palm House

最後に向かったのは Palm House です。Japanese Gateway からは遠く、確実に行きたいルートで着かない自信はありましたが、それでも歩いて向かうことにしました😂

ちゃんと着く気がしない

途中、Arboretum Nursery の近くを通ったりした気もしますが、経由したかった Treetop Walkway には行けなかったです😂

しばらく歩いて無事到着 (右奥)

Palm House に着いたは良かったのですが、中が蒸し暑くてすぐに出ました😂 (イギリスの涼しさに飼いならされている・・・)

それもそのはずで、パーム・ハウスはキューガーデン内にある壮大な温室なのです。内部は熱帯雨林の環境を再現しており、世界最古の鉢植え植物や、抗がん剤の原料となるマダガスカルのニチニチソウなど、貴重な植物が多数展示されています。

バナナも育ってました

帰路

まだまだ細かく見れるところはあったのですが、歩き回って疲れ始めていたのと、時期的にそこまで見どころが多くなく、若干退屈になってきたので帰路につくことにしました😂 (それでも4時間近く滞在しました😳)

The Orangery でトイレに寄って帰宅!

さいごに

やはり、キューガーデンは鬼のように広かったです。歩いて周ることも無理ではないですが、歩くのが苦手な方や体力を温存したい方は Kew Explorer を適宜利用するのも良いと思います。

あと、9月の中旬はキューガーデンを堪能するのには時期的に中途半端な気がしました。花が華やかに咲き誇っているわけでもないし、飾り付けがクリスマス仕様になっているわけでもないです。緑の部分が多くて ただの「広い公園」ぐらいの印象しかなく、これだったら別にお金をかけて訪れる必要はなかったかな、とも思いました。

もちろん、全ての施設・場所を周ったわけではないので一概には言えませんが、パット見のインパクトに欠けた訪問だったと思います。家族には、分かりやすい別のところを案内してあげた方が良かったかなと思いましたが、それなりに楽しめたので良しとします🧐

最後までお読みいただきありがとうございました😌


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