けれど空は青
この記事は、11月末に作成したものをそのまま記載します。色々思うことはあれど、それは別の機会に。
2024年も、残すところあと1ヶ月となりました。
時の流れは速いですね。急流の中で必死になってボートを漕いでいる自分をついイメージしてしまいます。かといっていったん岸に上がって休むわけにもいかないですし、子供の成長を見ながらこの流れに身を任せるのも意外と悪くないのでは、とか思ってしまうのは歳を取った証拠でしょうか。
1.ただのまえがきのようだ
今回は、北海道コンサドーレ札幌サポーター有志によるアドベントカレンダー企画へ参加させていただき、自分の2024年を振り返ってみたいと思います。
尚、去年の記事はこちら↓。宜しければ、ついでに読んで頂けると嬉しいです。
2.いのちだいじに
さて、2024年の私にとって、コンサドーレは今までよりも少し遠い存在でした。もちろんグッズ等でクラブに何がしかのお布施はしていますし、DAZNでの中継もほぼ毎試合見ていましたが、物理的・心理的にやや距離を取っていた、というのが正直なところです。現地観戦も今年はとうとう0でした。。
アドベントカレンダーに参加されている皆さんはガチ勢の方が多いでしょうから、少しくらいこういう人間が混ざってもお許しいただけるのではと思います。
距離をとった要因としては、まず物理的に忙しかったことがあります。仕事と家庭と個人の3要素を全部こなす余裕は無く、そうなれば個人の活動が制約されるのは仕方ないですね。でも、試合に勝った日に黒ラベルで乾杯するのだけは続けました。なかなか勝てなくて消味期限切れそうだったけど。次に心理面のお話をすると、近年主に応援活動をしているフットサルのエスポラーダ北海道が昨季は2部に降格してしまい、特に年初はかなりキツイ状態でした。応援(推し活)はポートフォリオを作って精神のバランスを保つべき、というのは持論ですが、さすがにエスポラーダもコンサドーレも両方勝てない日々が続くのは辛かったです。今年前半のテーマは、「これ以上の悲しみを抱えたくない」でした。
そんなわけで、自衛のためにちょっと距離を取っていたという事もありました。(代わりに何をやっていたかは、最後に記載します。)
3.そして本題へ
で、この記事で何を書こうかというと、チームの成績にかかわらず自分の生活を上手く回すこと、要するに推し(コンサドーレ)の結果が人生に影響を与えない状態を作り出す、ということについてです。
当たり前ですが、私たちは皆、コンサドーレサポーターである以前に一人の人間です。つまり、”サポーターとしての私”は”人間としての私”に内包されています。(ほぼ=な人もいますが、それでも人間の枠を超えることはありません。)
なので、人間としての私にとっての最優先事項は「人生をより良く、満たされたものにすること」であり、「サポーターとしての私がチームの結果によって満たされること」はあくまでも二次的な目的です。
つまり、人間として自分の一生をどう解釈するか、どうすれば満たされた人生を送る事が出来るか、を考えた末にその一手段としてコンサドーレというチームの応援がある訳です。
この話を裏返すと、北海道コンサドーレ札幌というクラブがどういうクラブになるべきか、という話も見えてくるかと思います。つまり、クラブにとっての最重要事項は「コンサドーレにかかわる人々が幸せになること」であります。その中で一つの方法として「チームの勝利」があるだけです。勝敗に関わらず観戦体験を満足できるものにすることは、既に多くのクラブが取り組んでいますが、コンサドーレにおいても上記の考えを念頭に入れて、ますますの発展をお願いしたいと思います。
(コンサドーレにかかわることが出来て幸せなのは、我々サポーターであれば認識を同じくしていると思いますが、同じような考えを持つ人がもっともっと増えて欲しいと、切に願っております。)
4.おお、札幌よ ○○してしまうとはなにごとだ
で、何が言いたいかというと、「別にカテゴリーがJ1でもJ2でも、そんなの関係ねえ」という事に尽きますね。(本稿は11月末に書いています。)
チームがどこのカテゴリーに属していようが、我々の人生は続くのです。クラブの発展やチームの成績はあくまでも環境要因の一つであって、大切なのはコンサドーレに関わっている時間がどれだけ私を充たしてくれるか、ではないでしょうか。
そして、勝てば皆幸せになるのは自明ですが、本当に大事なのは負けたときにどうするか、です。昨年降格を味わったエスポラーダサポーターとして、また、過去すべての降格を経験してきたコンサドーレ老害サポーターとして、これだけは声を大にして言っていきたいです。
勝利の喜びは全てを忘れさせてくれます。しかし、勝てなかったといって全てを否定するのは絶対にダメです。勝っている時にも問題は何かしら確実にあります。負けたときに荒れるのは、勝っている間にすべきだった何かをやっていなかったときです。勝ちながらそれらの問題を修正し、兜の緒を締めるのがいわゆる「常勝クラブ」の鉄則だと思います。
人生はよくマラソンに例えられることが多いのですが、個人的には、人生は”だるまさんがころんだ”ではないかと思います。
鬼がこちらを向いている時は自分の時間ではない、そういう時はひたすら動かずに我慢して現状維持を心がけるべきです。そして、鬼が向こうを向いた時、いつか訪れるチャンスの時にいかに動けるか、その準備を動かない時間の中できちんとする事が出来るか、が重要なのではと、いまやただのおっさんになってしまった私は愚考するのであります。
5.ひかりあれ
クラブ・パートナー・サポーター等のコンサドーレファミリーが一丸となって「世界一諦めの悪いクラブ」を掲げて戦っているのは、本当に素晴らしいと思います。結果がどうなるにせよ、この苦しい時期にどう頑張るかでクラブの将来が決まると思います。
前半戦の成績を見て早々に諦めてしまった者としては、皆さんの生きざまが眩しすぎますが、一人でも多くのコンサドーレ関係者がこの戦いから何かを得ることが出来ればいいですね。
そんなわけで、「葬送のフリーレン」の登場人物である勇者ヒンメルの言葉で本稿を締めたいと思います。
「生きているということは、誰かに知ってもらって、覚えていてもらうということだ。」
「(覚えていてもらうためには)ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ。」
なんとたからばこはリンク集だった:2024年記事まとめ
1.「葬送のフリーレン」(6巻=アニメ第1期まで読了。一番好きな話はシュタルクのハンバーグです。)
2.エスポラーダ北海道(12/14(土)、今季最終戦が"きたえーる"であります!サポーター席でお待ちしています!)
3.その他の読んだものとか見たものとか
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!