324 ハイエンドやラグジュアリーのラインを持つことが日本の勝ち筋。
ハイエンドやラグジュアリーのラインを持つことが日本の勝ち筋。
海外にいって、日本=CHEAP(質が良くて安い)製品ばかりです。
ホンダのバイクも、カシオのGウォッチも、サントリーのお酒、ダイソー、吉野家の牛丼もみんなそうです。
これが10年後も、世界中でグローバルに売れ続けているとはとても思えない。おそらくスマートウォッチやEV、簡易模倣食品に淘汰されてしまうでしょう。
「広告代理店プランナーの発案アイデア」ではなく、経営陣が率先して、自社のDNAにハイエンドやラグジュアリー戦略を組み込んでいかなければならない時代なのです。
どんなに叫んでも自社設計力を持った主力商品・サービスを持つ「事業会社」はやはり20年後も50年後も強いと思っています。
そこに部門として一部コンサルティングファームや広告代理店、投資会社を持てればなおいいのです。
やはりAppleも、最終的に「Mac」というスティーブ・ジョブズが開発させた偉大なソフトウェア・プロダクトだけは、廃棄しないと思います。逆に今主力商品ハードウェアであるiPhoneやMacBookですらも、いずれ市場からは撤退し、随時廃棄していくはずです。
私たちも幾千もの失敗や事業撤退はするとは思います。しかし、それらの仮説検証はあくまでも「高付加価値商品が世界にイノベーションを起こし、物流や市場全体にインパクトを与えて、結果的に顧客とその家族に好循環をもたらす」と信じているからです。かつて日本企業がウォークマン、自動車、家電、ファミコンやゲームボーイでやった革命をもっとサービス財として、ソフトウェアとして、ブランディング戦略商品として、より最高の頭脳を持った人たちが開発していくのです。いつだって日本が最高の教師です。
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