277 宮崎駿「方丈記私記と私」
こんなブログがあった。長いけど重要なので引用します。宮崎駿の最後の遺作のヒントになる。
宮崎駿講演会「方丈記私記と私」
2008年10月11日 23時02分10秒
テーマ:ブログ
講演会は定刻通り14時から開始。本物の宮崎駿はテレビとかで見るより若々しいですね。エネルギーがあります。
という話から開始。宮崎監督の話は一時間位でその後30分程質疑応答。全部喋った事を書き写したい所ですが流石に覚えていないので要点だけ。
宮崎監督にとっての堀田善衛の様な存在を見つける事が出来ると幸せですね。何か迷った時にあの人なら何と言うのだろうと思うだけで救われる事もあるでしょうしね。
「情報が多い時代ですが自分で情報を選択すればいいんですよ。情報が多いから実際に見に行くという隙間があると思うんですよね。音楽を聴きに行くとか景色を見るとか。」
教養の話は本当にはっとしました。そうか、本を読むというのは知識を獲得するというのはそういう事かと思いました。でも難しいですね。そこまで読み込んで自分の物にするのは。
講演会終了後に企画展「堀田善衞展 スタジオジブリが描く乱世。」を観ました。
イメージボードを見ながらこれ全否定って言ってたなあと思いました。
宮崎駿講演会「方丈記私記と私」補足
2008年10月12日 23時44分49秒
一晩寝た事によって思い出した事を書いときます。忘れない様に。
昨日の宮崎駿講演会の話題です。
宮崎監督「堀田さんの作品に触れて感じたのはただ作品を作りたいというのでは無く、どうして作りたいのか何に自分が与するのかしないのか。やはりきちんと考えないといけない。 自分が作品を作る時の指針となっています」
もう一つ。
宮崎監督「旧約聖書にダビデ王が汝の喜びを抱き汝の酒を飲みただ汝の力を振るうべしという所があります。
仕事というのは全て虚像です。その瞬間は意味があった、甲斐があったと思いますしそうなんだと思いますが。
ただ汝の力を振るうだけですね」
随所に出てきた話題をまとめたので話したままではないですが
自分なりに解釈すると自らに自覚的でなければならない。そして目の前の事に力を注ぐという事でしょうか。
感覚人間な自分はついついノリ一発でやろうとしますが良くないんだなと。
やる事と為したい事との自分の関係や距離を知りベストを尽くす事が大事かなと思いました。
よろしければサポートお願い致します。いただいたサポートはこれからの投資のために使わせていただきます。