1023 東出昌大のおすすめ本:彼の人生に影響を与えた20冊

東出昌大のおすすめ本:彼の人生に影響を与えた20冊【2024年最新版】
リーディニストURARA
俳優として多彩な役柄を演じ、近年では写真集や文学作品にも挑戦し、現在は山奥で狩猟生活を送る東出昌大。そんな東出が重視する「表現力の豊かさと人間・自然理解の深さ」の源泉は、彼の多岐にわたる読書習慣と実体験です。

演技関連書だけでなく、文学、哲学、芸術、自然科学など多様なジャンルを幅広く学び、感性と教養の拡大に努めています。この多角的アプローチが、彼の繊細な演技や鋭い人間・自然観察、そして独自の生き方の基盤となっています。

今回は、俳優であり自然体験者でもある東出昌大が影響を受けた20冊をご紹介します。これらの本から、新たな視点と創造的感性、そして自然との共生のヒントを得られるでしょう。

【サバイバル】
東出昌大のおすすめ本

1~2
#1 僕は猟師になった
【猟師になったきっかけの本】

京都の山でワナ猟師をする著者の猟師生活を具体的に描いています。真摯な気持ちで命と向き合い、命を大切にしている姿に、食べることに感謝する気持ちが蘇ります。関東近郊の山で狩猟生活をしている彼は、この本が猟師になるきっかけになったと述べていました。

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#2 サバイバル登山入門
【生を実感したいと思った本】

登山道を歩かず、テントも食料も持たない、サバイバル登山の具体的なノウハウが詰め込まれている本です。彼は「当時の僕は“生きている”のではなく、社会に“生かされている”と思っていた。でもこれを読んで、米と調味料、それに鉄砲だけ持って、身一つで山を歩く服部さんの姿に尊敬の念を抱いたんです。」と述べており、自分も同じような生の実感を得たいと思い、狩猟免許を取得したそうです。

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【文学】
東出昌大のおすすめ本

3~12
#3 愛と幻想のファシズム
【猟師が政治の世界に入る壮大な本】

世界恐慌が起きた時代を舞台に、元々カナダで狩猟生活をしていた主人公が帰国後、政治結社「狩猟社」を結成して、独裁を目指す政治経済小説です。魅力的でカリスマ性のある主人公は、独自の弱肉強食の狩猟原理を説き、国民の支持を得ていきます。彼は「猟師が政治の世界に入るっていう、すごく壮大な話で面白いんですよ」と述べていました。

愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫 む 3-10) amzn.to
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#4
【父の本棚から勧められた本】

長岡藩に生まれ、幕末時代を生きた河井継之助を主人公とし、幕末最後の武士の生き様を描いた歴史小説です。彼は父の病をきっかけに、本棚にたくさんある本の中で何が面白いかと聞くと、喜んで差し出したのが『峠』だったと述べています。そこから司馬遼太郎の作品にのめり込んで30作品以上を読んだそうです。

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#5 金閣寺
【三島由紀夫の作品の中で繰り返し読んでいる本】

1950年に実際に起きた金閣寺放火事件について、三島由紀夫が犯人の人物像や動機について見解を綴っています。一人称の視点で語られる告白体の小説で、内面の葛藤や歪んだ考えを追体験することができます。彼は三島由紀夫の本を好んで買っており「繰り返し読んでいるのは『金閣寺』と『豊饒の海』4部作です」と述べていました。

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#6 禁色
【人に薦める歴史小説】

女性に裏切られ続けた老作家が、同性愛者の美青年と手を組んで復讐する本です。登場人物の心情やトラウマ、性癖が細かく描写されており、人の心理を覗きたい方は面白く感じられるでしょう。彼は「1冊読み終えたら、同じ本屋の同じ棚に行って、三島ばかり買っていました。ほとんど読んだと思いますよ。人に薦めるなら『禁色』『音楽』『美徳のよろめき』」と述べていました。

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#7 竜馬がゆく
【坂本龍馬の魅力をたっぷり味わえる本】

幕末維新を先導した坂本竜馬を主人公とする長編小説です。誰からも好かれてしまう人間性や、圧倒的な剣豪っぷりが丁寧に描かれており、竜馬のカッコよさを存分に感じられる作品です。竜馬の人の導き方や男女を問わず好かれる振る舞いには、どこか参考にできるものがあるかもしれません。

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#8 国盗り物語
【戦国時代の革命児らを描く本】

彼の好きな司馬遼太郎の作品です。戦国時代を切り開く革命児らの活躍を描いています。細かい心の機微や独自の史観で読み応えのある歴史物語です。油売りから身を起こし美濃国の国主になった斎藤道三、奇抜な発想で天下統一を進める織田信長の活躍が楽しめます。

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#9 二十一世紀に生きる君たちへ
【司馬遼太郎作品の中でおすすめの本】

司馬遼太郎から21世紀を生きる子供たちへのメッセージが込められた本です。「子どもは何をしなくてはならないのか?」「人は何のために生きるのか?」といった問いを投げかけます。子供達への期待と優しさの眼差しが感じられ、無駄がなく分かりやすい文章です。子供だけでなく大人も何度も読み返したい名作です。

対訳 21世紀に生きる君たちへ【新版】 amzn.to
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#10 花のれん
【すごく面白い直木賞受賞作、女性のど根性人生を描く本】

​​呉服店に嫁いだ主人公が店を廃業して夫と一緒に寄席を作りますが、夫が急死してしまい、ひとりでみごとな寄席を作りあげるというど根性の生涯を描く本です。彼は、ドラマの舞台となる大阪の風俗の勉強のためにと手にしたそうで、直木賞受賞作はやっぱりすごいなと述べていました。

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#11 ともぐい
【強制収容所での体験を描く世界的ロングセラー本】

明治後期の北海道の山で、獣のような嗅覚で獲物と対峙する猟師の物語です。赤毛の熊との対決は手に汗にぎる迫力の描写です。彼は、冬山の厳しい寒さを経験した事の無い人に「厳しさも豊かさである」と教えてくれる一冊だと述べていました。

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#12 葉隠入門
【生き方を見出そうとした本】

三島由紀夫が愛読し影響を受けた『葉隠』について書いている本です。『葉隠』は「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」の一句が有名で、死を中核に据えた武士道の精神が描かれています。彼は「父が好きだったんです、歴史小説を。そもそも父自身が武士みたいな人で、人前では恥ずかしいと言ってくしゃみすらしない。そうしたら三島由紀夫の『葉隠入門』の中に“くしゃみをするな”ということが書いてあったんですね。」と述べており、父の生き方を重ねながら、自分の生き方を見出そうとしたそうです。

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【エッセイ】
東出昌大のおすすめ本

13
#13 大河の一滴
【人生を測るものさしのスケールの大きさに圧倒された本】

頑張ることに疲れてしまった人に向けて、著者が静かに想いを綴る本です。深い人生観や司政官が言語化されており、控えめな文体と優しい言葉で勇気づけてくれます。彼は「一人ひとりの人生なんて大河の一滴でしかない、と言われて、自分がちっぽけに思えて、むしろ生きるのがラクになりました。」と述べていました。

大河の一滴 (幻冬舎文庫) amzn.to
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【哲学】
東出昌大のおすすめ本

14~15
#14 エピクロス 教説と手紙
【生きるとはどういうことなのか強く影響を受けた本】

ギリシアの哲学者エピクロスの現存する全著作を収録したものです。エピクロスは快楽主義の思想で知られる哲学者で、肉体的な快楽ではなく、精神的な快楽こそが真の幸せなのだといいます。彼は「精神の充足に勝る快楽はないと。生きるとはそういうことなのかなって、強く影響を受けました」と述べていました。

エピクロス: 教説と手紙 (岩波文庫 青 606-1) amzn.to
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#15 武士道
【武士のようだった父を重ねた本】

新渡戸稲造が日本人の道徳や思想の根底にある武士道について紹介する本です。欧米の歴史や文化と対比されており、原文は英語で書かれています。彼は「歴史小説や『葉隠入門』、新渡戸稲造の『武士道』を読みながら、僕も自分の生き方を見出そうと思っていました」と述べていました。

武士道 (PHP文庫) amzn.to
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【歴史】
東出昌大のおすすめ本

16~17
#16 愛情はふる星のごとく
【実体験を通して物事を考える大切さを再確認できる本】

ゾルゲ事件により太平洋戦争中に刑死した、日本のジャーナリスト・政治評論家である尾崎秀実の書簡集です。スパイ容疑で逮捕された後、死刑判決を言い渡されてから3年間、獄中から妻と娘に宛てた239通の手紙になります。尾崎秀実は遺書の中で激動の時代に大切なのは“冷暖自知”だと残しており、彼も山暮らしの中で「自分の実体験を通じて物事を考える機会がたくさんある」と述べていました。

新編 愛情はふる星のごとく (岩波現代文庫 社会 76) amzn.to
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#17 夜と霧
【人間のしぶとさを感じられる本】

ユダヤ人精神科医フランクルが、第二次大戦時にナチスにより強制収容所に送られた体験を記録した本です。彼は「フランクル自身あんな過酷な状況を経験したのに、人間に無理はないと書く。マジかよ。人間ってそこまでしぶといのかと奮い立たされました。」と述べていました。

夜と霧 新版 amzn.to
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【自著】
東出昌大のおすすめ本

18~20
#18 世界の果てに、ひろゆき置いてきた~人はなぜ旅をするのか
【ABEMAで配信された人気番組の裏側】

大ヒットドキュメンタリー『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』の公式本。東出昌大が語る、話題のアフリカ横断旅の舞台裏。ひろゆきとの冒険を通じて見出した新たな幸福論と人生の楽しみ方を探求。独占インタビューや旅の裏話、実用的な旅行情報も満載。現代人の心に響く、笑いと気づきに満ちた冒険記録です。

世界の果てに、ひろゆき置いてきた~人はなぜ旅をするのか amzn.to
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#19 つかのまのこと
【全く新しい純文学】

芥川賞作家・柴崎友香が東出昌大をモデルに描いた新感覚の純文学。写真家・市橋織江の作品も融合し、三者のコラボが実現。幽霊となった主人公が元の家で新しい住人たちを見守る物語を通じ、存在と記憶の本質を探る。文学と写真が織りなす感動的な一冊です。

つかのまのこと amzn.to
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#20 東出昌大写真集『西から雪はやって来る』
【東出昌大の初写真集】

「感じる」。20代最後の8日間、東北を巡る心の旅を収録。狩猟、縄文遺跡、山岳信仰、漁業など、日本のルーツに触れる姿を木村伊兵衛写真賞受賞の田附勝が撮影。東出の新たな表情と言葉で、命の本質と未来への希望を探る。閉塞感を感じる現代人へ、新たな視点を提供するドキュメンタリー写真集。

東出昌大写真集『西から雪はやって来る』 amzn.to
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